小説

□俺が相応しい
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爆「しつけーんだよ!!半分野郎が!」


轟「流石にこれは譲れねぇぞ……ヘドロ野郎」


爆「んなっ!!ヘドロっていうんじゃねー!!」


切「おいおい、爆豪は何喧嘩ふっかけてんだ?」


蛙「帰る時間よ……?ケロ」


麗「でも、楽しそうだね!」


飯「君達!!帰りたまえ!」


周りからの声を完全にシャットダウンしてまた例のごとぐある゙喧嘩をしている


爆「デクは俺んだって言ってんだろうが!!」


轟「いや、お前には渡さねぇ。出久は俺のだ」


耳「あいつらまたやってんのか…」


尾「よくあんな大声で言えるな……」


芦「ここまで来たら面白いの部類に入るよね!」


クラスメートたちがざわざわと話をしている中で、爆豪と轟の会話はエスカレートしていく


爆「俺なんか何回もデクの家に上がってんだよ!!そこら辺の教室で会うだけで浮かれる奴とはちげー!!!」



轟「わざわざ好きな奴の家に上がり込んで手も出さないで帰ってくる弱虫野郎よりはましだと思うが」


爆「っ…弱虫なんかじゃねーよ!!ただ、なんか…こう…あーーー!!!」


轟「すぐそうやってキレて爆破するやつよりは、俺の方が出久に相応しい」


爆「あんだよ!いつもそうやって澄まし顔しやがって!!どうせあれだろ!?デクの前で猫かぶってるだけだろ!?お前なんか、化けの皮剥がしたらただのむっつり変態スケベ野郎だろ!!!」


轟「変態な訳じゃない。ただ、出久の笑顔を見て癒されてるだけで、二人っきりになったらあわよくば襲おうと考えてるような変態じゃない」


爆「それを変態って言うんだろうが!!」


常「轟が普通に自分を変態だと認めたぞ」


八「下品な会話ですこと」


爆「半分野郎なんかよりもデクといた時間は俺のほうが長い!!」


轟「時間なんか問題にもならない。要は心の問題だ、出久は間違いなく俺を選ぶ」



爆「あぁ??んな訳ねーだろ!!しっかりものを考えてから言え!デクは絶対に俺を選ぶ!!」


轟「俺なんか出久から体操着借りたからな!」


上「何の為にだよ……」


轟「もちろん……嗅ぐためだ」


皆(こいつガチの変態だ……)


爆「だったら俺なんかデクのパジャマ借りたからな!!」


轟「…………………。」



葉「キャー!なんか、轟くんから鼻血が!!」



瀬「おい、どんな妄想してんだよ!」


爆「どうよ!!パジャマなんか借りれねーだろ!!」


轟「くそっ……羨ましい……」


砂「轟……心の声が漏れて本性出てんぞ……」



轟「だったら、俺は出久の飲み物もらって間接キスしたぞ」


爆「ぐっ……それは……」


轟「したこと無いだろうな。なんせ弱虫ヘドロ野郎だもんな」


爆「んじゃお前は変態半分野郎だな!!!」


轟「それは聞き捨てならねーな……」


爆「あんだよ!!殺るか!?」


二人の戦いはヒートアップをして遂に戦闘体制に入ってしまった


緑「あれー?かっちゃんと轟くん、何してるの?」


轟「いや、何でもない。勝手に爆豪が喧嘩を売ってきたんだ」


爆「っ!それはおめーだろ!?」


緑「あぁ、二人共喧嘩はダメだよ」


轟「よくわかってるぞ。よし緑谷帰るか」


緑「そうだね!帰ろっか」


爆「なんでお前もくんだよ」


轟「別にいいだろ」


緑「そうだよ、かっちゃん!一緒に帰ろ?」


爆「………………わかった……」


切「おー……収まるもんだな」


上「流石だな……」


耳「なんだか緑谷が猛獣使いに見えるよ」


常「全くだ」


相「お前ら、早く帰れ」


皆「はーい」


最後は相澤先生の一声で面白おかしく観戦していた、クラスメート達はまばらに帰っていった


爆「俺の方が名前呼ばれるのも早いし俺だけ呼び方違うからな」


轟「俺の方が出久とよく喋るしよく近くにいる」


爆「俺がいるとデクは必ず俺のところに来る」


轟「出久とよく接触する。神様も俺らを祝福してんだから邪魔すんな」



爆「勝手に自己満足してろ!てかデクの前では緑谷でそれ以外は出久とか…」


轟「まだ、許可が取れていないからな」



爆「だったら俺の勝ちだな。てかお前の方がチキン野郎じゃねーか!!」


轟「俺は紳士なだけだ」


二人は緑谷の帰る準備ができるまで緑谷自慢や取り合いをしていた


果たしてこの勝負はいつ決着がつくのか?きっとチキン二人には難しい事かもしれない



(こいつよりも上に立って必ずゲットしてやる……)


二人は緑谷の事を思いながら同じことを思うのでした。

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