世界存続の鍵を握る少女
□設定
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日本の情勢が移り行く中、一人の少女が空港に降り立った。
彼女の名前は藤堂七海。ただの平凡な女子中学生である。
先程の彼と同様、産まれは日本で育ちはオーストラリアという多国籍少女だ。
何故彼女が再び日本に降り立ったのか。
それは、両親の転勤の為であった。
小さい頃オーストラリアに行ったのも転勤の為だ。
さて、彼女は久方ぶりの日本をどう思うのだろうか。
「おぉ〜、久しぶりのにほｎ・・・うわぁ、アイスクリームぅ！！」
・・・そそくさとアイスクリーム屋に駆け込んで行った。
こんな花より団子状態の彼女が、まさかこの世の平和を握る人物になるとは、誰も思いはしなかっただろう。
・・・勿論、彼女自身も。
これから彼女が行くことになる中学校・・・雷門中は、コンバットの名門校である。
去年の中学生コンバット選手権・・・『ホーリーロード』では、惜しくも優勝には至らなかったが、準優勝という好成績を残している。
これからとても目まぐるしい生活になるとは露知らず。
彼女の父親が仕方なくかってくれたアイスを頬張りながら、楽しいスクールライフを思い描いている七海であった。