運命

□キャスター陣営、願い
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「あなたは聖杯を手にしたら何を願うんですか?」
「願いですか…」
突然のキンブリーの問い。

「いえ、私の願いは殆ど叶っちゃいました。」
へらっと笑って言った##NAME1##にキンブリーは口元を曲げる。
それじゃわからないじゃないですかと苦笑いの意味でだ。

「ところでキンブリーは何を願うんですか?」
今度は##NAME1##がキンブリーに投げかける。
「そうですね、ド派手な花火を咲かせる…ですね。殆ど叶ってますが。」

キンブリーらしいですねと##NAME1##は笑う。
やはりこうしてみるとあの時の面影があって急に切なくなる。
ふとした瞬間みせる表情、仕草全て彼女のままだ。

脳裏に浮かぶのは彼女が産み出す白金や銀、水晶に錬成された花々。

(本当はあなたと同じ願いだなんて言えるわけが無いでしょう。)
心の中でキンブリーは自嘲気味に笑う。

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