白昼夢2
□Milk Cow
1ページ/1ページ
アンジェリンが書類を持って執務室に入ってくる。
そしてキンブリーはアンジェリンをじっと見つめる。
「大きい胸ですね、乳牛か何かですか?」
アンジェリンに対して失礼極まりないことを口にする。
「人を畜生扱いせんでください。」
若干イラつきながら書類仕事に取り掛かる。
人をじろじろみた挙句そんなことをキンブリーにアンジェリンは彼の神経を疑うがもう慣れた、慣れたくもないがなれる他ない。
「別に貶したわけじゃないですよ?」
「そんなことは関係ありませんこちらは不快です。」
しばらく不毛な問答が続く。
「絞ったら出てきそうですね、絞らせてください。」
「牛ではないです、出ませんし絞らせませんよ!?」
素面でそんなことを言い出すキンブリーにはほとほと呆れる。
アンジェリンに対して好き勝手するキンブリーにずっと仕事をしているアーチャーもやれやれと首を振る。
キンブリーに世話役としてアンジェリンを当てがったことをほんの少しだけ後悔した、付き合わされるアンジェリンが哀れに見えたのだ。