HUNTER×HUNTER K
□久々に
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時刻が夕方だったこともあり、一緒に食事をしようということになった。
「……クラピカ、見ないうちに痩せたね」
「そうか?」
クラピカを見ずに頼んだメニューに視線を向けながら言うとクラピカはクラピカは視線を落とした。
俺はパスタ、アルカも俺と同じものを頼み、クラピカはコーヒーだけという食事とは言い難いものを頼んでいた。
きっと、毎日食事という食事を摂っていないのだろう。
(だから細いんだ)
別に俺やゴンも細い方なのだがクラピカは必要な肉なさそうだ。
「……ゴンは無事なのか?」
「えっ?あ、あぁ。元気だよ。今は別行動だけど」
「そうか、良かった……」
俺がビックリしながらも返事をすると、クラピカは安心したように微笑んだ。
だが、すぐに表情を曇らせる。
「すまないな……。会いに行くことが出来なくて……」
「………。大丈夫だよ。ゴン気にしないだろうし、それに」
ゴンのことだから邪魔しなくてよかった〜とか思っているだろう。
「キルア?」
クラピカは急に黙った俺を不思議そうに見てきたがそれ以上何もしなかった。
お互いにそれ以降口を開かなかった。
アルカも気を遣ってくれているのか何も言わない。