gintama
□星空の下
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「…なにやってんですかぃ」
7月6日。
見回り(さぼり)から帰って来て真っ先にしかいにはいった……笹?
しかも結構でかい。
その笹を手にしている人物に呆れながら問う。
「何…って笹だろうが。」
ニコチンマヨ野郎ーーー土方がいう。
それはわかるよ。
「明日、七夕だろ」
あぁーーーー。
「近藤さんが、せっかくだからやろうって。」
(近藤さんらしいや…)
彼が嬉しそうに話している姿を想像して、つい頬が緩む。
「ほとんどの奴らが飾り終えたぞ。」
さっさとしろ、と土方が目で訴えてくる。
いつか殺す、とひそかに思いながら紙とペンを手にする。
迷うことなくペンをすべらせ書いたものはーーーー。
『土方死ね』
バシィ!!!
痛い。
叩かれた。
仕方なくもう一枚書く。
『明日も続きますように』
これを見た土方の頭には?マーク。
教えてやんない。
少し照れるから。
ーーー明日もこの、くだらなく楽しい日々が続きますように
end