yu-yu-hakusho K

□君のとなりで
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「あ〜あ」

「どうしたんですか?」

溜息混じりの落胆した声に振り向けば、幽助が窓から空を眺めていた。

コーヒーを彼のそばに置き、蔵馬も空を眺める。

見上げた空は暗く、コンクリートは濡れ、音はザアアアァァとーーー結構などしゃぶりな雨だ。

「いや、雨降っちまってんな〜って」

「あぁ、そうですね」

「そうですね、じゃなくて……俺は蔵馬と天の川みたかった……」

しくしくと泣いてみせる幽助。

そんな幽助を蔵馬は白々しい目で見ている。笑

「別にいいでしょう」

「えぇ……せっかく年に1度はなんだからさぁ」

泣き真似をやめ、今度は唇をとがせる幽助。

蔵馬はソコにそっと人差し指をあてながら囁く。

「俺たちは彼らと違っていつでもそばにいれるんだから」
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