neta帳
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ワンピ大好きマジオヤジさんカッケー！！！！、いろいろオープンや性格の現代人(♂)が転生する話。
ちなみに事故死。
産まれて数日。一人の赤子が意識がはっきりしてきたのか、パチリ、と目を開いた。
―――死んだと思ったら赤子に戻って驚愕を隠せないんだが！？つかここどこ？え？人生やり直し？アイツらにも会えないの？親孝行…はまぁいいや。最低限の衣食住しか保証してくれない体裁が全てみてぇな親に孝行する気はねぇ！んなことよりアイツら！おれの大事な親友(笑)達にも会えねぇってこと？まぁおれ死んだよな。しょうがねぇか…しょうがねぇのか！？いや落ち着け。死ぬのと今のこの状況だ。どっちがいい？今でしょ！(古い)
おぎゃーおぎゃーうるさいのは隣から。上手く動かない体を動かそうとむぐむぐしてたら泣き声を聞きつけたのか誰か――親か？…がパタパタと走ってきた。
「あらあらニューゲートどうしたの？おしめかしら…弟は騒がしいのに、双子のお前は随分静かねぇ。…これはこれで心配だわ」
ふぎゃふぎゃ言ってるのは双子の弟ならしい。ニューゲート…めっさ聞き覚えあるなその名前…。マジオヤジさんカッケーよ…。おれオヤジさんとだったらヤれる。もちろんおれが下で。一応言っておくがおれはホモじゃねぇ。腐男子ってほど腐ってもねぇ。ノンケ…かもわかんねぇわ人をソウイウ意味で好きになったことねぇし…まぁともかくとして、そんなおれがそういうこと言えるぐらいおれはオヤジさんが好きだし憧れてる。だからおれヤられてもいい……いや入んねぇよ！
人生やり直しは決定なようだ。おれの大好きなオヤジさんの名前がつけられた弟を慈しみつつ楽しもうじゃないか。うん。………今度は長生きしてやんぜクソ！！！！
てな感じで始まる。
その後おむつやら母乳やらに死んだ方がマシだったんじゃねってなるけど嘘だごめんやっぱ死ぬの怖ぇ無理って混乱しつつ成長していく話。
――父親はいなかった。母親は3歳で死んだ。ニューゲートは母親が死んだのが理解出来なくて泣いていた。おれは頑張った。全てはニューゲートの為に。悪魔の実やら能力者やら海賊やらって言葉でここがワンピだって分かって体も鍛えた。ニューゲートを守れるように。
5歳まではどうにか島のヤツらの手も借りて生きて生きて、生きた。5歳の時、ニューゲートがおれが目を離してる隙に何かわからんが悪魔の実食っちまった。ニューゲートがゲホゲホいってるから慌ててニューゲートの方に行ったらぐるぐる模様の果物があって分かった。何となくあれ？って思ったんだ。その瞬間、家が揺れた。――ニューゲートを中心に。
怖がって泣くニューゲートを抱きしめて、肩に頭押し付けさせてその頭と背中撫でてやって、バタバタと家に上がり込んでくるヤツら。
「大丈夫だったかい！？……ヒッ！！その実…！」
「ヒィイ！！バケモンだ！！！」
「出て行け…！！！」
悪魔の実を見たヤツらが半狂乱で家のモノを投げつけて来るわ投げつけて来るわ。ニューゲートを必死で自分の体で隠した。痛ェ。
怖がったニューゲートを中心にまた地面が揺れる。……おれの双子の弟、頼りない可愛い弟……やっぱりオヤジさん、お前か。まァおれの大事なオヤジさんで弟には変わりねぇから安心しろ！！
現実逃避してる内にヤツらはいなくなってた。痛む背中やら頭やらを庇い、泣くニューゲートを宥めつつ家を出る準備をダッシュで進めた。
「ニューゲート、家出んぞ」
「え…ッなんで！？かあさんのモノもあるんだろ！おれはいやだ！！」
「ニューゲート…頼む。おれだけ一緒じゃ嫌か？お願いだから兄ちゃんの言うこと聞いてくれ」
「う…っうぁぁぁあん！！」
ニューゲートは泣いた。また地面が揺れた。けど、その手は確かに差し出していたおれの手を掴んでいて、安心しておれはまた、憧れの人で大事な可愛い弟を抱きしめる。
いろいろモノを詰めたリュックを背負って海岸に向かってると、向こう側から走ってくる人影。島のヤツらだと身構えれば、その影は息を切らして立ち止まって。
「ニューゲート…お前ェ、能力者に…！！」
その声に安堵の息が漏れた。
いつもおれらを気にかけてくれた、母さん以外に迷わずおれらを判別出来る唯一の人であるレインさんは、大きな荷物を背負っておれらの前に屈み込む。
疲れたのでこの辺で。
まぁここからレインと一緒に島を出る。13でレインは死に、遺言は家族をつくれ。
ちなみに島を出る時の彼――兄の思考である。
(ニューゲート、おれの大事な弟。そして、憧れのオヤジさん。どっちも大事で、どっちもがおれの目の前にいるこの小さい弟だ。区別なんかねぇ！おれが立派に育ててやんよ！見とけ！！原作なんか知ったこっちゃねぇわ！！
……ニューゲートの口調、おれに似てるよな…オヤジさんがおれの口調とかダメゼッタイ。オヤジさんの口調、多少あやふやになってるけど真似しよう。ニューゲートにも真似させよう)