ひったん夢
□4*目覚め
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ちゅんちゅん・・・と鳥のさえずり
細くのびた朝日が
目元にささる
『ん・・・・』
目をうっすらあける・・・なんだか苦しい目覚めだ
それもそのはず
あのまんまの大勢のまま朝を迎えたのだ・・・
朝日がまぶしくて
頭を動かすと
自分のちょうど頭の真横左側にある飛段の
頭もモゾリと動いた
飛『んぁ〜あさぁ??』
寝ぼけた声を出す
私の首の付け根らへんに
ひだんのオデコをスリスリとさせる
『ちょっと
そろそろおりてほしいな・・・』
飛『ん?あ
俺このまま寝ちまってたのか・・・げははは♪
あぁぁーーなんか体痛いわぁ』
そりゃそーだ!!
二人ともうつぶせで重なって寝てなんだから
ひだんは
布団に座って伸びをする
わたしも
座る
体いったぁーーー
・・・・
ん?
同じ部屋で寝ていたかくずの姿が
布団だけ残して消えている・・・