episode
□狂想曲 4
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「いらっしゃいませ!お、蘭さんじゃないですか!」
喫茶店ポアロに付くと、褐色の肌の青年が蘭に話しかけた
「安室さん!今日は出勤なさってるんですね」
「ええ、昨日はお休みを頂いていたので....こんにちは、コナン君」
「こんにちは、安室の兄ちゃん!」
2人とも笑顔で挨拶を交わす
「えっと、あちらの女性は....」
安室の視線の先には、すでに子どもたちに席に座らされ、あれやこれや質問されているサングラスの女性の姿
「彼女は、歩美ちゃんを助けてくださった人なんです」
「助けた?」
「はい...実は───」
─────────
「そんなことがあったんですね!歩美ちゃんが無事で何よりです...」
蘭が安室にさっきのひったくり事件のことを話すと、彼は大いに驚いた
しかし、すぐに真剣な表情に戻り、コナンを見ながらこう言った
「普通の女性には成し得ないことですが...」
コナンもそれに頷く
そんな2人を不思議そうに蘭が見つめていた