とある惑星の使者

□やっぱり女がいいんじゃないの
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収録が終わると、ジョンインが近づいてきた。

「ウミニヒョン」
「お疲れ」

何となく、女性関係の質問の後は、メンバーが俺の反応を気にしている気がする。
特に、痴話喧嘩見たさに息をひそめてこちらを伺うビーグルラインをあしらうのが面倒だ。
ちらりと目をやれば、案の定ベッキョンとチャニョルが目を見合わせているのが見えた。
軽くため息をついてから、何か言いたそうにしているジョンインを見た。

「この後もテレビの収録だろ?あんまり無理するなよ。じゃ、宿舎でな」
「あ、」

無理やり話を終わらせ、体を翻してジョンインの言葉を振り切った。
その後はジュンミョンを捕まえ、わざと小難しい顔で会話をして、近づきがたい雰囲気を作ってやりすごした。
そのままラジオの収録があり、俺とジョンインは別々の現場へ流れた。
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