輝く豆腐たち

□一人は嫌
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ジョンヒョンはキーと買い物に行った。
ミノはテミンとゲームをしている。
俺は部屋でのんびり読書。いつもは何とも思わない。
むしろ、そんな時間が好きだ。
メンバーに外出しようと誘われても、一人で過ごしたいからと断ったり、面倒だなと眉を寄せる事も多い。
しかし今日に限っては、何だが寂しいと思っていた。
誰にも誘われないのがつまらないと感じていた。
自分だけ除け者にされているような、理不尽な感情。
自分が一番理不尽な事を考えていることは分かっているが、どうしようもない。
さっきミノとテミンの横を通り過ぎて、飲みたくもない水を飲んで、部屋に戻ってきた。
しかし二人はいつものように特に何も言わずにゲームに興じていた。
いつもなら何とも思わない。むしろ声をかけられると面倒だと思うくらいだ。
しかし今日は違う。
何で声をかけてくれないんだ。
一緒にゲームしようと言ってくれないんだ。
こっちにおいでよと言ってくれないんだ。
自分から構ってくれと言えば良いのだが、それもシャクなのでこうして自室に篭っている。
何て自分勝手、止まらない醜い感情。
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