夢詩。
Twitterにて掲載中の夢詩(超短編)です。
「夢詩まとめ。」として文字倉庫、夢小説Uにも載せていますのでそちらもよろしくお願いします。
※コメントの投稿を出来るようにしました。お気軽に感想などお寄せください^^*
◆妖狐蔵馬夢詩。
ミカンのおかげでこたつから出られなくなった。
「寒いな」
手を擦り合わせながら蔵馬もこたつへ入ってくる…のはいいんだけど…。
「なんで隣なの?」
何故無理矢理私の隣へ入るのか、あと3辺もあるのに。
「ここが好きなんだ」
どういう意味で?
聞く間もなく蔵馬は私の肩にもたれて目を閉じてしまった。
・・・
ミカンの白い皮をそれはそれは丁寧に剥いていく蔵馬。
「蔵馬って几帳面だよね」
「オレは繊細だからな」
キレイに剥かれたミカンを三房まとめて口に含んで美味しそうに食べる彼。
次のミカンも丁寧に剥いて…
「あーん」
「え!?」
「口開けろ」
開けた口に蔵馬はミカンを放り込んで満足そうに笑った。
・・・
「蔵馬、リモコン取…もう寝てる…」
突っ伏して寝ている蔵馬の前には大量のミカンの皮。
お腹いっぱいになったみたい。
それにしても無防備に寝ちゃって…。
「おーい、写真撮っちゃうぞー?」
耳元で言ってもピクピクと反応するだけで起きる気配なし。
私の前だと気を張らない彼。
さあ、撮影会を始めよう。
※夢小説U「こたつ戦記。」の元になった夢詩3つ。
2016/11/21(Mon) 14:29
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