夢詩。
Twitterにて掲載中の夢詩(超短編)です。
「夢詩まとめ。」として文字倉庫、夢小説Uにも載せていますのでそちらもよろしくお願いします。
※コメントの投稿を出来るようにしました。お気軽に感想などお寄せください^^*
◆南野秀一夢詩
ずいぶんゆっくりな流れ星だと人は思うだろう。
箒の先につけた四角いランプの灯りは深い藍の夜空へ吸い込まれていく。
「一緒に乗って帰る?」
オレが断るのを承知のくせに、にたりと君は笑った。
箒に腰掛けふわりと浮いて手を振る。
遠くなる流れ星の君は今日も誰かの願いを乗せているのだろうか。
魔法使い夢主ファンタジー。
ランプの灯りを流れ星だと思って願い事をする人がきっと居て、何かの形で叶った時に「あの時の流れ星ありがとう」って感謝するんだろうな…と、南野くんは思っている。(という話)
◆南野秀一夢詩
「この桜の木はあの道を通らないと見えないの。私が魔法をかけたから」
言葉の真偽は分からない。
どこを通ってもきっと咲いている桜。
だけどオレはあの道を通って桜を見に行く。
決まった角を曲がり長い坂道を登る。
君の魔法に会いたくて、触れたくて。
魔法が解けぬように、君との思い出が壊れぬように。
魔法使いネタ。
◆南野秀一夢詩
作るの手伝って。
そう言われて素直にエプロンを着けてみたけれど…ちょっと待て、これはまさかの…
「どうやって絞ればいいのかな?」
「こうじゃないですか?」
後から君の手を取って一緒に絞るチョコクリーム。
これはまさかの…初めての共同作業。
バレンタイン挙式の妄想が止まらない…なんて言えない。
南野秀一夢詩。バレンタインVer.
久しぶりの夢詩がバレンタインで嬉しい。南野くん視点のほのぼのでお送りしました。
◆南野秀一夢詩
「ねぇ、もうちょっと可愛い花出せないの?」
怪訝な顔した君はどうやら魔界のオジギソウを思い浮かべているようだ。
髪から取り出した小さな種はあっという間に発芽して桃色の花を咲かせる。
蔦は君の左手薬指とオレの左手薬指に絡り、ハート型になった。
「可愛い」
花の笑顔はオレのもの。
南野秀一夢詩。
蔵馬ワンドロ「蔵馬風のプロポーズ」別バージョン。
こっちにハッシュタグつけたら良かったかなー(今さら)
◆南野秀一夢詩
「捕まえた!」
言葉と同時に首に違和感。
「首輪…?いい趣味をお持ちですね」
嫌味を含んだ笑みを向けると
「お手とかしてみる?」
右手を差し出してきたので…その手をぐいと引いて強制的に膝に乗せた。
「捕まえた」
満足感に浸りながら君の髪に顔を埋めると、オレと同じシャンプーの匂いがした。
首輪と蔵馬(夢)
ほのぼの系も書いてみる。一緒に住んでる設定。どうしてもダーク系になりがちなお題だったのでね、ほのぼのにしたかったのよね。らぶらぶだよね、そうだよね。←?
◆南野秀一夢詩。
「最後にこれを一滴」
ぽわんと天使の輪みたいな煙が上がり液体は一瞬だけ虹色に光った。
「何作ってるんです?」
「惚れ薬」
「へぇ」
「飲んで?人体実験するから」
「オレに飲ませても意味ないですよ」
「なんで」
「オレ達相思相愛でしょう」
「もっと好きになればいいと思う」
魔女は魔性の微笑みを浮かべた。
※お題・薬と蔵馬(別バージョン)
惚れ薬を作る魔女っ子夢主さん。
妖怪がいるので魔女もありかなと。ふぁんたじー。
この後、蔵馬くんは薬を一気飲みします(笑)
◆南野秀一夢詩。
「もう泣かないで」
届きもしないのに動く唇が憎らしい。
伸ばした腕はあなたをすり抜けるだけ。
何もかもが無意味。
触れて話して笑って。
「当たり前」だったモノはもう二度と掴めない夢になった。
「オレをおいていかないでくれ…」
あなたの瞳から生まれる涙になれたならよかったのに。
※素敵イラストに触発されて書いたものです。
死んでしまった夢主さんを抱きしめている秀一くん…といった感じ。
最後の一文が気に入っています。
◆南野秀一夢詩。
布団から出られなくなってしまった。
熱も高く身体は怠くて頭痛が酷い。
まさか新年早々二人揃ってダウンする羽目になるとは…。
オレは重い身体を何とか起こして隣の布団に潜り込む。
「こら、狭いよ」
言いながらもオレが入るスペースを作ってくれる優しさに甘え、君の鼓動を抱きしめて目を閉じた。
※お題・蔵馬と布団
夢主さんと一緒に風邪をひいてしまった設定。
布団は別々だったのに結局一緒に。
秀一くんに抱きしめられながら眠りたいです。
◆南野秀一夢詩。
疲れた…君が息と一緒に吐き出した言葉。
背中から回された腕に力はなく、ほとんどオレに体を預けている状態だ。
君の方へ振り返り、足と背中に手を添えひょいと抱えあげてベッドへ一直線。
そっと寝かせて布団をかけてあげると君はゆっくりと目を閉じた。
―――おやすみ。いい夢を見てくださいね。
※お姫様抱っこなりよ。
◆南野秀一夢詩。
「蔵馬くん」
君の唇がオレの名前を呼ぶ度に生まれ変わったような気持ちになれるんだ。
もう二度と君という形に出会えない事を知っているから、どんな事をしても守りたいと思った。
こんな感情を教えてくれた君の手を離したりしないよ。
オレの始まりはいつだって君の隣がいい。
オレを作るのは君だけなんだ。
※お題・蔵馬の始まり
毎日が「君」とのスタート。
♯蔵馬版深夜の真剣お絵かき60分一本勝負
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