05/19の日記

14:11
「やる気スイッチ」‐小説風‐
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「やる気よ出ろ」と先ほどから呪詛のように唱えているのに何故出ないのでしょうか。
「やる気スイッチ」なんて人の考えた都合のよい幻なのは分かっています。
だけど「どこかにあるのかもしれない」と考える私の頭は「やる気スイッチ」を考えた人よりも都合がいいのかもしれません。
そんなことを考える私は自分で淹れたアイスティーをぐびぐびと喉に流します。
氷が入っているのが苦手な私は、アイスティーが完成した段階でそれを排除します。さようなら。
氷が溶けて薄くなった紅茶なんてどこが美味しいのかさっぱり分かりません。
私は美味しいものしか口にしたくないのです。
キャラクター物の大きなグラスは黄色なので、そもそもアイスティーだと言われなければ中身が何なのか分からないでしょう。
グラスにはマドラーが刺さっています。透明な軸のてっぺんに青いハートのモチーフ付き。
別に混ぜる必要はないのですが、コレが刺さっていることによりついつい中身をぐるぐるとかき混ぜてしまうのは条件反射というやつなのでしょうか?
条件反射、といえば最近よくやってしまうのが「見たままの光景を頭の中で文章化する」という事。
先日読んだ文章力を鍛える本に「この絵を文章で説明しなさい」というお題とイラストが載っていて「なるほど、つまり見たもの全て文章で表現すればいいのか」と妙に納得したのです。
もしそれで文章力が鍛えられるならばなんて効率的で安上がりなのでしょうか。
だって、全部頭の中で出来るのです。素晴らしい。
もし何か気に入った表現が思いつけばスマホのメモ機能に入れておくかノートに書くかしておけばいいでしょう。
お金もかからず、すぐさま実行に移せるこの考えのおかげで最近私の頭の中は文章でいっぱいなのです。
さて、では本題に移りましょう。
「やる気よ出ろ」でしたね。
そうなのです。頭の中は文章でいっぱいの癖に私にはやる気がありません。
「きっと暑さのせい」と結論付けたのですが、その結論は扇風機をつけるということで脆くも崩れていきました。もう暑くないからです。せっかく結論が出たのに・・・私は少しだけ扇風機が憎くなりました。でも扇風機は任務を全うしているだけで何も悪くはありません。
「詩を書こう」とパソコンを起動したのは誰なのか。そう、私です。
お題一覧が書いてある紙もきちんと出してあります。目の前にあります。その紙は「早く書いて」と言っているようにも見えます、きっと気のせいです。
「やる気スイッチはどこにあるんだろう?」私はわざとらしく自分の身体を見回りますがもちろんそんなものは何処にもありません。
いや、もしかして見ようと思わないと見えないという類のものなのかも。信じていないと見えないような、妖精とか小人を見るのに必要な清い心というやつを備えていないと見えないものなのかもしれません。
ならば、やはり私に「やる気スイッチ」を見つけることは無理なのです。妖精も小人も、私には見えないから。
ではどうやってやる気を出せばいいのか。
私はそこで気が付きます。
もしも、私がそんなことに気が付けば世紀の大発明なのではないか、と。
簡単に人の「やる気」を引き出す。それが出来たらきっとこの世界はもっと進歩するのではなかろうか。それこそ「スイッチ」なんて必要ないのです。
「やる気」が世界を救う日が来る、なんて考えてから私は「はあ」とため息をつきました。
何故か。
「自分のやる気も引き出せないのに、人のやる気を引き出している場合ではない」と気づいてしまったからです。まったく、せっかく素晴らしい事を思い付いたと思ったのに現実とは残酷です。
仕方がないのでもう一度自分の身体をくまなく探すことにしましょう。きっと何処かに「スイッチ」があると信じて。




今置かれている状況を小説のように書いてみましたどうでしょう(笑)
こうやって書くと本の一部を抜粋したみたいに見え・・・るような見えないような。

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13:34
地元の。
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こんにちは、荊です。
地元の薔薇園へ行ってきました!!
写真は加工済みのものです。

田舎の薔薇園、しかも平日だったので人も少なく写真撮り放題(笑)
毎年この季節になると旦那氏と行くのですがとてもキレイです。薔薇ばんざい。

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