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□詩を書くあなたに100のお題。5
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・お題・

041 底無し(そこなし)
042 ダーク(だーく)
043 ダイヤモンド(だいやもんど)
044 太陽(たいよう)
045 知識(ちしき)
046 月(つき)
047 手遅れ(ておくれ)
048 天使(てんし)
049 扉(とびら)
050 友達(ともだち)

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041「底無し」

足を取られて動けないね。
あなたの笑顔が
私を捉えて離さないの。
どうしたらいいの?
どうすればいいの?
教えてよ。
「あなた」という深い深い想いに囚われて
私はずっと足掻いているの。

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042「ダーク」

オレの中の闇は
いつだってどこにも「光」なんてなくて。
君と出会うまで
なにも見えなくて。
だけど、君が笑うたび
やっぱり何も見えなくなって。
君だけしか見えなくなって。
心の中の闇が
消えては産まれ
産まれては消えていって。
「君を独り占めしたい」
暗い独占欲に塗れて
オレは今日も君の隣で息をしている。

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043「ダイアモンド」

輝く宝石は、言ってしまえばただの石で。
美しく輝くから意味があるわけで。
磨かれなきゃ、価値なんかなくて。
だけど。
「君の指にはめたい」と
思ってしまった自分は
やはりどうしようもなく
君を愛しているんだと痛感するんだ。
「キレイだね」と隣で笑う君に
いつか「ありがとう」と微笑んで欲しい。

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044「太陽」

眩しくて見えない。
だけど、
手をかざしてでも見ずにはいられない。
どうしてそんな風に笑えるの?
心を満たす笑顔は
いつでも氷の心を溶かしてくれる。
暖かいその眼差しは
太陽なんかよりずっと心地よいんだよ。

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045「知識」

知ってる。
「愛してる」
そんな感情があることは知っていた。
しかし、知っているだけで
手にしたことは一度もなくて。
それでもいいと思っていた。
そんなものは必要ないと信じていた。
なにが狂った?
どうしてこんなに苦しくなる?
そんな顔で見ないでくれ。
そんなにまっすぐ見ないでくれ。
苦しくて息が出来ないじゃないか。
知ったふりして過ごしたオレを
君は簡単に壊すんだね。
「愛してるよ」
そうやって微笑む度に
過去が砕けていくんだよ。
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