今日はなんの日?

□Present For You!!!
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もうすぐクリスマスだ。
街は前々から騒ぎ出しその存在の事を知ってはいたが‥
俺をここまで悩ますものとは思いもしなかった。

クリスマスの1週間前。
会社の同僚霧姫と付き合っている俺はクリスマスの夜に彼女に食事の予約を入れていた。
その約束の為、今残っている仕事を終わらせていた時のことだ。

「あっ一君。お疲れ様」

「‥総司か。まだ休憩ではないだろう、何している」

勤務時間内に仕事をせず動き回っているこいつは同じく同僚の総司。俺達が付き合うようになってから増々仕事を放棄するようになった。
そのせいで俺や霧姫の時間が奪われ個人的な話ができない。‥…非常に邪魔な奴だ。
そんなコイツは人の話を聞かない。聞いていても普通に流される。

「もうすぐクリスマスだね。一君は霧姫ちゃんにプレゼント買った?」

「買っていないが」

‥…この時の総司の顔は今でも思い出せる。
驚いたような‥呆気をとられたような‥
そんな顔を数秒したかと思うとすぐに笑い出した。その声を聞きつけ左之助が飛んでくる。

「総司!!うるせぇぞ!」

「ちょっ左之さん、聞いて!
一君クリスマスにプレゼント買ってないんだよ、霧姫ちゃんに!
ホント女に慣れてないね!!」

すると左之も俺を見ると哀れみの目を向けてきた。
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