守護霊でいず!!!

□授業中...
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嫌いな先生の場合

「〜であるからして‥」

カリカリと響くシャーペンでノートに書き留める音。
静かな緊張した空気の中、全く違うことをしているうちの主‥…霧姫。

一生懸命何か書いてはいるがノートではない。
一体何を書いてやがんだ‥…?

「おい霧姫‥
ちゃんと授業聞け」

『あの先生、言ってること理解できないもん。説明するだけじゃなくて、ちゃんと黒板に書けって話よ』

今の授業の先生とやらは黒板にあまり書かない‥言葉で説明するタイプの先生らしい。

「まぁ確かに一理あるけどよ‥」

軍議の時だって誰か一人が図を示した方が上手く進む。そんな感じなのだろう。

そんなせいでコイツの成績が下がるってのは俺は許せねぇんだがな‥



『でも私‥…
自分で勉強してもなぁって思うのよね‥最近』

ぼーっと黒板を見つめぽつりと呟く。

「なんだ、わかんねぇのか?」

なんなら教えてやるぜ‥と言いかけてその言葉を呑み込む。
霧姫が言った言葉によって‥


『いや‥面倒だなって』


「‥…‥…」

「コレとコレがこうなったら変化する。なら‥この公式ならどうなる、雨宮」

黒板を見ると日にちは私の出席番号。
この先生、そんなことでは指名しなかったのに…!

『‥…えっと‥
(元親の馬鹿ぁぁぁぁ!)』
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