守護霊でいず!!!

□三成さん引き渡し
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朝、学校にて‥…

『おはよ、侑菜』

「あーおはよ霧姫」

侑菜とはうちのクラスメート。
そして彼女は三成好きだ。
引き渡すならコイツしかいないっ!!と元親にも三成にも言った。
‥…‥…本人には伝えてないが

『とりあえず‥
侑菜、これあげる』

と三成の憑いた数珠を渡す。
もちろん笑顔で。

「何‥…いきなり‥?
紫の数珠???」

『まぁ着けてみて』

そして彼女が着けたことを確認して後ろを向かせる。

「うわっ!!なに、なに?」

『三成が自分の守護霊だ!!って言ったら信じる?』

「三成さんが?
そりゃそうなら嬉しいけどさ‥」

不思議がる彼女を少し放置し元親に合図を送る。

(着けたよ元親!)
「おう!なら石田!てめぇの出番だ!」

三成が元親と一緒に出てくるのが見えた。っと同時に侑菜が固まる。
やっと見えたみたい‥…

「貴様が新しい主か。私の名前は石田三成。家康残滅、秀吉様半兵衛様の次に優先して守ってやろう」

「みっみみみみ三成さん?!
えっ待って、ドッキリなの?!!!」

完全にパニックを起こしている彼女に対して三成は既に守護霊の仕事を説明している。
後でもう一度しないとな。
‥…この二人で大丈夫かなぁ
心配だ。

『ていうか‥主の優先順位低すぎでしょ‥』

「俺の優先は霧姫が一番だぜ!!
どんなことを差し置いてもな!!」

『いや、元親に聞いてないし‥
こんなトコで恥ずかしい事を口走らないでよっ!!』

END
 

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