守護霊でいず!!!

□何故、見えなかった?
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ふと、不思議に思った。
元親が見える人は今のトコいない。
しかし私は見えた。
元親だけじゃない、三成もだ。
何故‥…?

『ねぇ元親。何で今まで見えなかったの?』

「いや、意味わかんねぇし」

ほほぅ‥…。
最近の元親のツッコミは鋭くなってきた。
いい傾向だ。

「何が"いい傾向だ"だよ‥
霧姫のせいで変な特技がついたんだよ!!」

『えー照れるなぁ、もうっ!』

「褒めてねぇ!!」

うんうん。キレのあるツッコミ。
まぁそれは置いといて

『で、元親。何で貴方達の姿が見えなかったの?』

「なんだ急に‥」

『不思議になったんだよ』

「多分、俺の存在がデカイな。
お前に憑いてた守護は石田だが、一番信じたいと思ったのは俺だろ?」

『うん。信じる者は救われるみたいな感じね‥
宗教?ザビー教??』

「危ねぇ勧誘だ、それは」

サビー教って教祖よりも宣教師が目立ってる気がする。
良かった、私の守護があんなんじゃなくて。

『でも、良かったな。
三成に守ってもらうより元親に守ってもらった方がいいや』  
「アイツも俺ぐらい強いぜ?それに刀使いだ。
お前、刀好きだろ?」

『そーじゃなくて‥
刀を使ってる人に守ってもらいたい訳じゃないの。
気持ちの問題かもしれないけど‥
やっぱり好きな人に守って貰いたいじゃない』

すると元親は細い目を見開く。
目玉が落ちそうなほど。
私何か変なコトを言ったかな‥
今のは普通な気がしたんだけど

「ったく、お前って奴はよ‥」
(不意打ちで俺のツボをついてくるから困るんだよ‥)

『ん?』

「何でもねぇよ!!」


END
 

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