守護霊でいず!!!
□朝の時間~起床~
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AM 04:45
『‥…ぐぅ』
「あと10分は寝るだろうな」
霧姫の起床は早朝だ。
電車通学のため家を出る時間が人より数倍早い。
駅に行くまでも時間がかかる。
そのために寝坊しないよう元親が起こしにかかるのだ。
AM 04:55
「‥…んぁ?!」
『おぉ。おはよう霧姫。
時間通りだな』
彼女は今日は珍しく寝起きがいいらしい。
目を開け、少し間を置いて顔を真っ赤にして元親に尋ねる。
『もっもも元親!!なんでベットにいるの?!!』
「なんでって‥お前がベットから落ちるからじゃねぇか‥」
(危ねぇじゃねぇか)
するとベットにあったクッションを投げつけてくる。
霧姫が照れた時にやる仕草だ。
『だからと言って、うっ腕枕なんて‥!!!』
「なんだ照れてやがんのかぁ?
いいんだぜ、もっとしてやっても‥」
意地悪く元親がニヤリと笑う。
守護霊が主にこんな顔をしてもいいのか‥
全く不思議でたまらない。
しかし、やられっぱなしの霧姫ではない。
『こんのぉ馬鹿親!!!』
「うわっ?!て、てめぇ清めの塩なんて投げんじゃねぇ!!!」