♂情報屋♀ （デュラララ！！）
□初めての危機
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臨也「集合場所もいかにもって感じだな…」
電話の相手が指定したのは、路地裏のビルの駐車場だった。
薄暗い中を進んで行くと、車にもたれかかりながらケータイを操作している、スーツ姿の男を見つけた。
(思ってたより、エリートな感じの人だな…)
そんなことを思いながら近づいていくと、その男がこちらに気づいて会釈した。
男「こんにちは。お忙しい中すみません。」
臨也「いえ、これが仕事ですからね。…そういえば、お名前は？」
男「あ、これは失礼。申し遅れました。私【乃木野】と申します。」
(ノギノ…どっかで聞いたことのある名前だな…)
臨也「で、乃木野さん。あなたの依頼というのは？」
乃木野「…まぁ、言いにくいことなんですがね？」
カチャ
臨也「…」
乃木野「今すぐ、倒産したうちの会社を復活させろ」
男は冷たくそう言った。
臨也の頭には拳銃が突きつけられていた。