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□2.学校に行って来ます!
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『いってきまーす』
元気よく天道家を後にした。
(昨日、天道のおじ様に説明された風林館高校。
もう手続きはしたから明日から行きなさいって。
もう昨日の夜はうれしくて眠れなかったな
でもあかねが言っていたことが気になる・・・
おかしな校長、女好きの先輩?、大きくなったり小さくなったりする担任の先生、どういうことなのかしら?
まああたしも人のことは言えないけど;)
ずーっと藍音は考えながら歩いていたものだから電信柱にぶつかってしまった;
『いったーい(泣)』
乱「おい、大丈夫か?」
あ「昨日、眠れてなかったみたいだからね・・・」
そんなこんなで、学校に着いた。
あ「いっけなーい!時間ぎりぎりよ、急ぎましょ」
走っているとそこへ竹刀を持った人が現れた。九能先輩だ。
九「早乙女乱馬、いざ勝負勝負!」
乱「あのなあ、今時間ないんだよ、後にしてくれねえか?」
九「問答無用!!」
話を聞く気はないらしい。
『あの人ってもしかして』
あ「ええ、昨日言った九能先輩よ」
時間がかなりぎりぎりだ。このままだと遅刻してしまう。
そこへ
『すみません、通してもらえませんか?』
優しい笑顔で言った。だが
九「ん?きみは誰だ?」
『はじめまして、あたし早乙女藍音です』
九「早乙女?ん!まさか早乙女の妹か?」
『そ、そうですが・・・』
九能先輩がすごい形相で見てきたものだから逃げこしになってしまった。
九「なんと!」
『あのう、早く通してほしいのですが』
九「っふ、僕と戦うまでは通すわけにはいかん。僕に勝ったら交際してあげよう」
相変わらずめんどくさい人だ;
『もう、いいかげんにしてください!いくら先輩でも・・・許しません!』
あっという間に九能は倒されてしまった。
あ「さあ、早く行きましょう」
何とか遅刻せずには入れたらしかった。