NO NAME

□絶対君主
1ページ/1ページ


「ひれ伏せ愚民ども」

【絶対君主主】

内心とんでもないチキン。
民に慕われている。
よく城下を彷徨き民と会話している。
言い方や話し方は高圧的だか凄いいい人と言うのは皆に伝わってる。
税収も重すぎないものを考えており作物の収穫量や民の楊子をよく観察し決めてる。

しかし他国には慕われていることはバレておらず普段からどんな国主相手でも高圧的な上から目線的態度なので勘違いされがちでたまにそれで戦を仕掛けられるがその場合は殆どが尻尾巻いて逃げさせる。

「え?うちの領主様がどんな人間かって?そりゃ立派な人さ。あたしら大人は領主様がこんなちっぽけな頃から知ってるんだ」そういって示したのは指が3つほども収まらないくらい小さなもので。
「いいかい?昔はそりゃあ元気でよく城を抜け出しては町の子どもたちと駆け回っていたさ。なかでもお殿様は特に元気でね子どもたちの大将だったよ」


○オリキャラ○


重貞(しげさだ)…主の幼少からのお目付け役。元気な主に頭を悩ませる。ストレスたまりぎみ。フォローとかするのも彼の役目。炎のバサラがつかえる

重直(しげなお)…重貞の弟。無口、無表情。兄を支えてる。表にでないが主を崇拝している。風のバサラがつかえる。


兄弟二人で組んだ方が強い。


氷雨(ひさめ)…忍。氷のバサラ者。右目側がケロイド上になっている。水色の髪。


【絶対君主主】

平和って本当に素敵。
戦争がない日本が大好きだ。
本当に日本人でよかった。

そうは思っていたが
まさか俺が、
時代を遡るとは思わなかった。

生まれた瞬間にはよくわからなかった。
ただ普通に過ごした。
どっかの城で生まれて、それなりの身分があることはわかっていたがいつも抜け出しては城下で同年代くらいの子どもと遊びまくってた。まさにガキ大将ってやつで。

町の人もそんな俺を微笑ましくみていた。
そんなある日突然俺は前世の記憶を思い出したのだ。
その瞬間は酷い頭痛に襲われて気を失ってしまったが夢の中で全てを思い出した。
それで気づいた。
アレ?これって死亡フラグじゃね?と。
まず気づかなかったんだよね。
小さかったし命の危機とかちっとも。
父上こと親父が戦にいって帰ってくるといかに活躍したのかとか戦いってのはとかなんかいい感じに語られてたから怖いとかどうこう思う前に早く元服を迎えて親父と戦に出たいと思ってたくらいだからな。

思い出してからはもう冷や汗もんだったね。これはやばいと思ったから更に鍛練頑張ったもん。もんとかキモいか。






それから十数年。
俺は元服を乗り越え初陣も済ませた。
舐められないようにと猫を被ったら思いっきり周りに勘違いされることとなった。
なんでも戦乱の王であるだとか。
なんか変な噂を立てられるようになった。
独断で政を決めたり暴君だとか。
自尊心が高く周りの話を聞かないとか。
とりあえず孤高の王様らしい。
一歩間違えば魔王と呼ばれそうなくらい噂がたってる少しでも悪評がたてばあっという間にそうなるだろう。

とりあえず見ざる聞かざる言わざるという日本古来の3猿を実行することにした。

重貞「○○様、何をしていらしゃるので」
○○「重貞か、見ればわかるだろう木を登っている」
重貞「そういうことを聞いているのではなく何故登っているのかを聞いているのですが」
○○「そこに木があるからだ!」
重貞「○○様!」
○○「ふはは」


重貞「はぁ…全く○○様は…コレさえなければ理想の国主であられるのに」
重直「兄上」
重貞「あぁ、重直かどうかしたか?」
重直「○○様を探していたのだが…」
重貞「○○様なら木を登りまた城下へ行かれたぞ」
重直「左様で」
重貞「おい、どこへいく」
重直「そんなこと決まっているでしょう?○○様が城下へ下りたなら私もおりるのが道理というものかと」
そのまま去っていく重直。
重貞「重直は本当に○様が好きだな…」
少しだけ遠い目になった。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ