成り代わり

□真田幸村
1ページ/1ページ

幸村成り代わり主
♀→♂
生粋の腐った女子
ビィとエルに関して語るなら息も荒く不整動脈が起こるらしい。
友達にどん引くレベルの腐った女子。
友達はそんな口を閉じさせるため黙れと言ったら変わりに破廉恥っ!と叫ぶようになった。

昔は幸村に成りきろうと奮闘したが佐助に初めて合ったら枷が外れエロトークをたれ流した。佐助は初めそれを見て忍にあるまじき口をぽっかりと開き隙だらけになるほど驚いた。

床知識は深いわりに初心なのにホッとしている。また控えるよう促せば素直に従ってくれたが変わりにやはり破廉恥っ!と叫ぶようになりこれはこれてどうなんだと頭を抱えたが耳を塞ぎたくなるような怒濤の言葉攻めよりは全然ましだと思ったらしい。


また酒に酔ったときが厄介で次の日には覚えていないというたちの悪い酔い方をする。なのでお酒禁止令が出てる。

少しくらいなら普通に顔が赤くて呂律が回らなくなったりするくらいの可愛いものだが行き過ぎたときがまずい。無意識に色気を垂れ流しその口から普段からは考えられないような言葉攻めが行われる。立ち会ったものは暫く幸村と真正面から顔を会わせることすら出来なくなるとか。

また酒の量で酔い方が一定ではなくあるときは笑いあるときは泣くそして絡み酒になったりとなかなかめんどくさい人種。




【幸村成り代わり主】

ある朝のこと。

「ねぇねぇ聞いてはくれないか幸村ってさ絶対腹黒だと思う私は何かおかしいのですかなるほどおかしんですね本望ですいやそりゃ子犬みたいな幸村も初な幸村も大好きだけど隠れドエスってのがなんともたまらないとおもわないかね?ねぇ聞いてる?」
朝っぱらから怒濤の勢いで喋り出したのは○○。今年高校3年になったばかりの一般女子である。

「はいはい聞いてる聞いてる」
朝から挨拶よりも先に幸村について語る相手にうんざりしながらも答える彼女は律儀できっと面倒見のいい人間なのだろう。
「やっぱさ何だかんだいって裏では真っ黒なんだろうね普段は親方様親方様いってるけどあれはきっと佐助や政宗の気を惹こうとしてるのだよねそして計算しつくされた罠にはまった彼らは意図も容易く幸村にデュフフフフ」
きっと○○の頭のなかではえげつない妄想が広がっていることだろう。
だが内容は聞かない聞いたら最後彼女の話は授業が始まろうと終わらない。休み時間のたびにそんなどぎついエロ話を聞かされるなんて創造しただけでも嫌になる。






それは突然起きた。
それは予測不可で創造もしてなかった。
いや、妄想で何度か描いたような未来だったかもしれないけど。

「(おーまいーがー)」
なんて声に出せるわけもなく出たのは
オギャーなんていうアレ?赤ちゃん?てな声で回りは見えないんだけどなんか空気からしてさっきまでいた場所と違うというか誰かの声がしてしかもなんか聞いたことある名前がちらほら聞き覚えのある単語もちらほら真田かどーとか親方様とか某とか上杉だとかなんだか時代でも遡ってしまったみたいでなんか可笑しくて笑ったら周りの雰囲気も柔らかくなったような。
ホッといきをついた。
そして気がついたら私は弁丸と呼ばれていてそれってどこの幸村?なんて冗談めかして笑いたくなったのは仕方ないと思いある程度成長した。
私の抜群の演技力はどうやら皆を騙せているらしい(おいそこ中身が餓鬼なんだろとかいわない!)。
口調の最後はござるで一人称は某。
やっぱり幸村はこうでなくては。
まだまだ滑舌はうまくまわらないがそれでも皆はニコニコと見守ってくれる。
小さいが故に行動範囲は狭いが広い城内を探検し回るのはとても楽しい。
すれ違う人たちは皆微笑ましそうに此方を見つめ、時に撫でたりと優しくしてくれる。真田家に生まれてよかったなぁーと思った瞬間だった。


それから更に時が経って。
ある日、父上から呼び出しがかかった。
廊下をとてとて走りその勢いそのままに思いっきり顔から廊下を滑りながら父上の待つ部屋へとたどり着く。
勿論私は泣きはせず輝かんばかりに顔をあげたのだが父上こと昌幸さんは驚いた顔をして大丈夫かと聞いてくる。
「なんのこれしき!それがしはおのこでごじゃるなくことなどぶしのなおれめざすべきはほこりたかきもののふでござる!いつしかちちうえをもこえるぶじんになるためにこれしきのことではなきませぬぞ!!」
次第にじんじんしてきて若干涙目だが父上は「天晴れ!流石わが息子よ!」なんて膝を叩いて喜んでくれた「ありがたきしあわせにござる!」そして然り気無く近くにより用件を問う。「して、こたびはどのようなごよんけんでございまするか!ちちうえたんれんねございますか?それともてあわせでございますか!」きらきらした目を向けてそういえば父上は「うむ、此度は弁丸に忍を与えようと思うてな」「忍でございまするか!?」忍という響きに思わずテンションがあがる。
なんだ忍だとカッコいいなこのやろう。

もしやこれは佐助フラグか!?
なんて期待して父上の次の言葉を待つ。
「うむ、佐助!」聞き覚えのある名称上がるテンション音もなく父の横にあらわれたのは迷彩ではないが幼いながらも確かにあのばさらの佐助に違いない。
思わず下を向いてプルプルしてると父上の声が。
「今日からお前付きの忍になる猿飛佐助だ主となるべくこれからもしっかり励むのだぞ!」そしてうつむいた顔を勢いよくあげ私は心のそこから叫ぶのだ。
「ち、父上ぇぇぇえええええええ!」
私は足を思いきり踏み込み父上の座った身長を越すほどの大ジャンプをみせた。
「弁丸ぅぅうううううううう!」
それに答えてくれる父は本当に好い人だ!


それから
私は左ほほを思いきり腫らしてそれでもへらへらしながら父の話を聞いた。
これからはずっと側に佐助がいてくれるらしいこっそりと耳打ちされた言葉は私を大きく頷かせた。




でそれから私は部屋に戻って、勿論後には佐助も着いてきてます。
さて自己紹介と行きましょうか。
「それがしのなはべんまるさなだけのじなんぼうでござる。ちちをこえるぶしになるべくひびたんれんをつんでいるさいちゅうでござる」といったら膝まづいて頭をたれつついった「後れ馳せながら申し上げます忍里より参りました猿飛佐助です今後、全身全霊をかけ弁丸様をお守りする次第です」よろしくお願いしますとそのままの体勢で言うものだから「うむ、とりあえず楽な格好をしてくれ」そういったが佐助さんは姿勢を崩さずそのままだ。「ぬ?佐助と呼んで良いか?」そう聞けば「ご自由に」と言う。ふむこれがスレ佐助かまだ心を許してないのかなるほどぷめぇ。思わず垂れそうになった涎をぬぐった。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ