自由館

□高峰圭汰の話
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@高峰 圭汰(たかみね けいた)

・多少見目が整っているだけで勉強や運動は平凡な高校生(16)。
・ある日、自室でうたた寝していたら見覚えのない場所で目覚めた!
さらに自分の体じゃない!?
意味がわからないまま困惑していたら何者かに襲われる(忍)!
しかし持ち前の運動神経(体) により簡単に相手を退かせることに成功!
それは高校生だった自分にはできるはずもないことでその力に驚きつつもとりあえずはその場を離れて人がいる場所へと行くことにした。
時代錯誤の忍者に更なる混乱が押し寄せる。
…がなんと日が昇り再び自身の身体を見てみれば血塗れじゃないか(暫く歩いたが夜が明けてもまだ人里にでていない。人見つからんとかなってたけど今考えたらマジ神に感謝いやでも逆に暗かった方が血が目立たなかったよね?)このままじゃ状況もわからないままに警察捕まってしまう!どうしようこれじゃ町へいけないぞ!?
あたふたしていたがちょうどなんか人の声がどうにか誤魔化して服を貸して貰えないだろうかと声のほうへと近づく(警察に捕まるより一般人のほうが全然ましだろう!)。
様子を伺うために木の影からこっそり除くとそこには昔で言う山賊風の男が数人…。
なんだあれ怖い((((;゜Д゜)))とか思ってたらその中の一人の男が振り返った。
うわやべぇ見つかったとか思ってるうちに柄の悪い男たちが罵声をあげながら囲んできた!大変だ!逃げられない!!
人数的には約6人。まずは一人殴りかかってきたので避ける(何故か相手の動きがはっきりと目に見える)なんだ?思ったよりたいしたことない?とりあえず襲ってくる攻撃をいなしながらどうしようか考えるするとふと頭の中に浮かぶ人体の急所どこをどうすれば人を気絶、昏睡させられるかどうすれば人を殺せるのか、え?一瞬で行き着いた殺人方法にパニックしかけるがまだまだ攻撃をやめない男たちに意識がハッキリしたがまだ混乱はおさまっていないよし、とりあえず気絶させようと素早く男たちを倒していく。そして最後の一人も怪我なく倒したところで改めて自分が入っている身体の凄さまた殺人の記憶に一体なんなんだと思いつつも山賊風の奴等に目を向けた。
やっぱりどうもおかしい。
平成の時代には絶対ありえない着物姿(廃れて汚れてはいるが)しかも倒している最中にも見た刃こぼれをしているとはいえ刀を向けられた。あれ?銃刀法違反は?なんなのこの物騒な人達。なんか随分昔の人みたいだな、なんて呑気に考えてる場合じゃないこの人達が起きる前に逃げなきゃでもちょっと待てよさっき動いたせいでさらに汚れたんだけど、ないわーマジないわー。
えーと…辺りをキョロキョロしたら小綺麗な着物が有るじゃないかとそれを拾い上げる。おそらくこの人らが山賊と仮定するならどっかから盗んできた物だろうよし、着替えよう盗まれた人には悪いけどさすがに俺もこのままはやだしよしちょっと貰っていこうごめんなさい。こうして汚れてない派手ではない着物を手にいれた!とりあえず男たちが起きると怖いのでその場から離れる。よし着方はよくわからんが着替えようと着ている自分の着物にてをかけた上着を一枚下に落としたら着物から聞こえるとは到底思えないガシャリと金属のぶつかる音がした。…え?なんだ?と思いつつ今脱いだばかりの上着を漁る。すると出てくる出てくるどこに隠して居たんだと思うほどのたくさんの忍具よく見るくないやら謎の薬よくわからない恐らく暗器と呼ばれるだろう複数の武器。そして上着を脱いだことで気づいたが自身は鎖帷子を着込んでいた。もうなんなんだろとかこれ絶対他人の身体だとか実感しつつももし体の持ち主が戻ってきたら全部ないとか困るだろうし仕方ない隠して持っていこう(本当ならここに置いていきたいけど)とさっさと着替えるために着物をきた隠せればいいので下は穿いたまま腰で紐を締まめた。何かバックになるものー…はないのでさっきまで来ていた上着を裏返して持ち物を積める。
はぁ…これからどうしよう。と溜め息はいて歩き出した。

・はいパニックの日から数日。色々ありましたよ。まずわかったのはこの世界、これは戦国時代と言われる時代らしい。平成の何年前だよバカ。そんで俺が入り込んでしまっている身体、職業は持ち物から言って忍びだろう。しかもやたら身体能力が高い。今まで何度か争うこともあったが多対一の不利な状況も容易く切り抜けてきた。勿論無傷で平成の俺じゃありえないどんな奇跡があっても無傷は無理だ無茶だありえない。
そしてこの間偶然水に写った自分の顔を見たが全くの別人しかもイケメンだった。
通りで回りの視線に熱がこもっていたわけだ。くそぅイケメンめ。
そんで、家族、知り合いには今のところあっていない。もしかしらこの体の持ち主はこの辺りの人間じゃないのかもしれないもしそうなら心配されているだろうか。
しかし宿場の一室(お金は失礼してこの体の持ち主のものを使った)で改めて持ち物を確認したが何も手がかりになるものはなかった。誰だこの体。お陰で出身地もわからんしこの体の持ち主のことも何一つわかりゃしない。これから何をすればいいのかわからず途方にくれる。まぁ、いつまでもここにいれないし(金がなくなるから)旅でもしてればいつか知り合いにでも会うだろう。
と言うことで旅支度をして宿を経った。
目標は特にない。とりあえず平成に帰る方法とこの体の持ち主の情報を集めようと思う。

・さて、ここは何処だ。まぁ、平成で言う遭難したみたいな状況なんだが別にどこかを目指して歩いてた訳じゃないからとにかく歩いてればいいんだろうけどなんつーか人気がないし道が獣道になってるっぽいからどうにか街道に戻りたいわけだが…。
あっちを向いてもコッチを向いても木しかみえないわけでこりゃ不味いと思った。
こんなところで野生の熊なんか出会ってみろ中身はみ出すぞ俺(精神的に)。
いや、このハイスペックの体なら熊すら倒せるのかも知れないけど怖いものは恐いから出来ればあいたくない。そしてここは何処だ。しまった。町でここはどの辺りなのか聞いておくべきだった。計画性のない自分の頭がいたくなってきた。まぁいい仕方ない。歩いてればそのうちなんとかなるだろう時間はいくらでもある(多分)。とりあえず太陽に向かって歩くとしようか。
なんて適当な辺りをつけて歩き出した。

俺がバカだったのかなぁ。
さっき考えてたことが的中したというべきか何なのかとりあえず熊っ!熊と遭遇してしまった。ヤバイ!これは何て言う死亡フラグ!まだまだ人生楽しんでないよ十何年しか生きてない(この体は何年か知らんけどね)!硬直を溶いたのは熊の鳴き声でしたこえー!!!全力で走って縦横無尽に走ってくんなくんなとか思いつつそう言えば熊って急に走り出したらダメなんだっけとか思い出したりしつつあ、俺死んだかもと半ば諦めかけて振り替えったら熊の姿はどこにもありませんでした。なんて、ほっとしていたのも束の間今度は腰あたりに何かがぶつかって来ました。え。なに?と思わずぶつけた箇所をみればそこには鹿がいましたとさ。俺は思わず遠い目をしたのは仕方のないことだと思う。なんなんだろう。
ちょっとがっくり来てるとまた鹿がぶつかってきた地味に角が当たっていたい。
こいつは一体俺に何を求めているのだろうと思っているとゴリゴリと背中を押してくるではないか。
痛い!地味に痛い!なんていいながら背中を鹿に押されついた先は人が通り易いようにか多少整備された綺麗な道だった。
え、ナニコレどう言うことなのと振り替えったが鹿は既に尻を向け森へ入って行った。不思議なこともあるもんだとその後ろ姿を見送ってありがとーなんて言ってみれば鹿が小さく鳴いてくれた気がした。
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