緋色の欠片短編

□明日こそは
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次の日も学校。
幸いにも、楓と俺は同じクラスだ。


ーーガラッ


教室に入ると一番初めにする事は
楓を探す事。


・・・居た!
自分の席・・・つまり俺の隣の席で俯せになっている。
実は席が隣なのに話した事は席替えをした時の「よろしくな」だけだった。
ついでにいえば
楓はこの時も寝ていた。


意外とコイツは祐一先輩並みに寝る時間が多い。
授業はノートもとってるし先生の話も真面目に聞いているが
休み時間は大概寝ているのが多い。


だからか
話し掛けるタイミングを見つけにくい。


だがしかし。
今日の俺は違う。


拓磨「…よ…よぉ…お、おはよう」


凄くどもったが
俺は言った。


心臓がバクバクして、顔が熱い。
どんな返事がくるのか
それも気になる。


ガヤガヤとクラスメートの話声が
遠くに聞こえる。


『・・・おはよ』


拓磨「っ!」


う、わ…。



おはよって微笑むお前を見て
(今のスッゲーきた)



end
題名はいつも適当なんで…☆
夢主ちゃん実は拓磨の事が好きです(笑)
照れ隠しで寝ている、という設定だったり(笑)
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