緋色の欠片短編

□電話
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拓磨「…何で、俺だってわかったんだ?」


『んー…俺も拓磨に電話しようと思ってたからかな』


拓磨「っ!」


ヤバイ、嬉し過ぎて顔が熱い。


『わざわざこんな時間に電話したって事は・・・何かあったか?』


拓磨「…別に、用は無いんだけどな・・・
・・・楓と話したかっただけなんだ…」


こんな事言ったら、楓はどう思う?
緊張で心臓がバクバクいう。


『・・・俺も』


拓磨「え?」


『俺も拓磨と話したかった。だから、電話しようとした』


拓磨「っ…」


楓と同じ気持ちな事が嬉しくて
余計に顔が熱くなる。


拓磨「…なあ、今から、楓の家に行ってもいいか?」


『うん。俺も拓磨に会いたい』


そう言ってる楓の表情が
スッゲー嬉しそうに微笑んでるのを想像して


きっと、こんな顔してんだろうな


とか、思った。


拓磨「じゃあ、今から行くから・・・また、後でな」


『うん。また後で』


そう言って電話を切り
楓の家まで走った。


少しでも
いっぱい一緒に居たくて。



電話越しの愛しい声を聞いて
(会いたくなったんだ)



end
頑張った(´`)
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