緋色の欠片短編

□拓磨がボカロ
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俺は部屋で
一人で泣いていた。


拓磨「マスター・・・?部屋に居るのか?」


コンコンとドアをノックする音が聞こえる。


『・・・今は入ってくんな』


拓磨「…何かあったのか?俺でいいなら『何もない』


『いいからどっか行け』


俺がそう言うと静かになった。
・・・本当にどっか行きやがった。
バカ。


『っ…どうせ拓磨も「俺がなんだって?」


『たくっ…っ!』


ぎゅうううと強く、それでいて優しく拓磨に抱き締められる。


拓磨「俺がマスターを一人にすると思ったか?バカ」


『っ…なんで…っ』


拓磨「大好きなマスターが泣いてんだぞ?ほっとけるかよ」


微笑みながらそう言って俺の頭を優しく撫でる拓磨。


『・・・お人好しな奴』


拓磨「マスター限定に決まってるだろ」


嬉しい。
例え嘘だとしても…拓磨のくれる言葉は嬉しかった。


拓磨「マスターの力になれるかわからねえけどさ・・・俺に頼れよ」


『拓磨・・・っ』


拓磨「大好きなんだよ、マスターの事(微笑」


そう言って優しく頬にキスをしてくれる。


『・・・大好きだ、拓磨』


拓磨「俺は愛してる」


そう言って二人で微笑みながらキスをした。



お前が泣いてるなら俺が慰めてやるよ
(それぐらいしか出来ないから)



end
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