コート上の女王様!!

□コート上の女王様!! 10
1ページ/4ページ

「綾伽〜!なんか一年の子が呼んでるよー?」

『マジで!?ありがとゆぅちゃん!!』

私が廊下まで移動するとオレンジがみえた。
、、、すっごい挙動不審なんだけど。

『どったの?日向くん。』

「あっ!綾伽さん!!」

すっごい目がキラキラしてる。、、、あれ?なんか日向に柴犬の耳としっぽがみえる、、、。

「あの、綾伽さん!おれのレシーブ練につきあってくれませんか?」

『、、、なんで私?スガさんや龍は?』

「なんだか二人とも用事があるらしくて、、、。」

ああ!なんかションボリしてる!!ほんとはイヤだけど、こんな反応されたら断れないじゃん!!、、、まあ、少しだけなら、、、。

『うん、いいよ。どーせ暇だしね。』

「!!あざーすっ!」




『ほらっ!!もっと足動かせ!体全体でとりにいきなさい!!』
「う、うっす!!」

うん。前よりはマシになってるな。さすがスガさんが教えただけあるね!

『あっ!もっと腰おとしなさい!!』

「はいっ!」

『ん、じゃあ今日はもう終わりね。チャイムなっちゃうし。』

「綾伽さん。なんでそんなバレー上手いんですか?もしかして経験者ですか?!」

ヤバい!少し本気だしすぎたか...。

『いや、体育で少しやる程度だよー?』

「!?なのにそんなに上手いんですか?!」
『あははー...。』

何か日向くんしょんぼりしちゃった!!ど、どうしよう!
なんてフォローすれば...!!

『え、えーと。ひ、日向くんも前より上手くなってるし自信もって!!』

「!!あざーす!!!」

おお...。元気になった。表情がコロコロ変わるな....。

『ん、じゃあ授業始まっちゃうから私もういくね?』

「ハイッ!!あざっした!!」

土曜日が楽しみだな...。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ