コート上の女王様!!
□コート上の女王様!! 10
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「綾伽〜!なんか一年の子が呼んでるよー?」
『マジで!?ありがとゆぅちゃん!!』
私が廊下まで移動するとオレンジがみえた。
、、、すっごい挙動不審なんだけど。
『どったの?日向くん。』
「あっ!綾伽さん!!」
すっごい目がキラキラしてる。、、、あれ?なんか日向に柴犬の耳としっぽがみえる、、、。
「あの、綾伽さん!おれのレシーブ練につきあってくれませんか?」
『、、、なんで私?スガさんや龍は?』
「なんだか二人とも用事があるらしくて、、、。」
ああ!なんかションボリしてる!!ほんとはイヤだけど、こんな反応されたら断れないじゃん!!、、、まあ、少しだけなら、、、。
『うん、いいよ。どーせ暇だしね。』
「!!あざーすっ!」
『ほらっ!!もっと足動かせ!体全体でとりにいきなさい!!』
「う、うっす!!」
うん。前よりはマシになってるな。さすがスガさんが教えただけあるね!
『あっ!もっと腰おとしなさい!!』
「はいっ!」
『ん、じゃあ今日はもう終わりね。チャイムなっちゃうし。』
「綾伽さん。なんでそんなバレー上手いんですか?もしかして経験者ですか?!」
ヤバい!少し本気だしすぎたか...。
『いや、体育で少しやる程度だよー?』
「!?なのにそんなに上手いんですか?!」
『あははー...。』
何か日向くんしょんぼりしちゃった!!ど、どうしよう!
なんてフォローすれば...!!
『え、えーと。ひ、日向くんも前より上手くなってるし自信もって!!』
「!!あざーす!!!」
おお...。元気になった。表情がコロコロ変わるな....。
『ん、じゃあ授業始まっちゃうから私もういくね?』
「ハイッ!!あざっした!!」
土曜日が楽しみだな...。