コート上の女王様!!

□コート上の女王様!! 7
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キーンコーンカーンコーン....。

「ふふふ...。覚悟しなさいよ、綾伽。今日こそあんたに吠え面かかせてやるわ!!」

『私だって、これだけは負けられない...!!』

『「いくぞ!!」』

即座に構える私たち。

『「じゃーんけーんぽん!!」』

「っしゃあああああ!!!」

『くっそおおおおお!!!』

私と、友達の橘 夕香(通称ゆぅちゃん)は昼休みに買い出しじゃんけんをするのが日課となっている。
じゃんけんをする前にさっきの様な小芝居をするので、
うちのクラスではそこそこ有名だ。
....今日は調子が悪かったらしい。まさか私が負けるだなんて....!!

「ほらほらさっさと買ってきなさいよ。負け犬ちゃん。」

『Σゆぅちゃん、顔が少年誌にのせれない顔になってる!!
すっごい悪人ヅラだよ!!』

「いいから早くいきなさい!!((ゲシッ」

『痛いよ!バイオレンスっ!!』





『くっそー...。ゆぅちゃんめ〜。外にある自販機にしかない飲み物たのむなんて....!』

すこし反抗してみたらブリザードな笑顔を向けられた。
....もう、ゆぅちゃんには逆らわないわ...。(ガタガタ)

『今日もー運ぶー戦うー増えるーそして、食べーられるー♪....あ、あった!!』

やっと目当てのジュース発見!!
ここまでの道のりがとても長く感じる....!!

『私の仕事もようやくおわりね....。長かった旅もようやく終わる...!!このボタンをワンプッシュで終わるのよ!さあ、いm「....なにしてんすか綾伽さん。」Σほぎゃあ!?』

驚き後ろを振り向くとそこには、(怪訝そうな顔した)影山くん。
....くそう、私をおどろかすのがそんなに楽しいか!?
つい女の子にあるまじき声がでちゃったよ。

『いやー、ちょっとね...。アハハハハハ....。』

「ようやく長かった旅が終わる!とか言ってったっスけd..『忘れよう!!今すぐ!!!』Σウ、ウッス...。」

恥ずかしい!!聞かれてたー!!!あの大袈裟かつ、厨ニ病じみたセリフを聞かれてたなんて...!!いますぐ穴にひきこもりたい...!!

『そ、そういやどうしたの..?なんか用事??』

「用事ってほど大したことないんすけど....。」

影山くんがいきなり挙動不審になった。キョロキョロして忙しない。こころなしか少し顔も赤い。

あ、朝の差し入れありがとうございました...。

『えっ?なに?ワンモアプリーズ。』
声小さくて早口で全く聞こえなかった。

「〜...!!////なんでもないッス!!!」

『Σあ!ちょっ!!影山くん?!』

....逃げられてしまった。なにが言いたかったのだろうか?...まあいいか。

『....Σしまった!!早くしないとゆぅちゃんに怒られる...!!(ガタガタ』

次の瞬間私は勢いよくはしりだした。

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