コート上の女王様!!
□コート上の女王様!! 7
1ページ/1ページ
キーンコーンカーンコーン....。
「ふふふ...。覚悟しなさいよ、綾伽。今日こそあんたに吠え面かかせてやるわ!!」
『私だって、これだけは負けられない...!!』
『「いくぞ!!」』
即座に構える私たち。
『「じゃーんけーんぽん!!」』
「っしゃあああああ!!!」
『くっそおおおおお!!!』
私と、友達の橘 夕香(通称ゆぅちゃん)は昼休みに買い出しじゃんけんをするのが日課となっている。
じゃんけんをする前にさっきの様な小芝居をするので、
うちのクラスではそこそこ有名だ。
....今日は調子が悪かったらしい。まさか私が負けるだなんて....!!
「ほらほらさっさと買ってきなさいよ。負け犬ちゃん。」
『Σゆぅちゃん、顔が少年誌にのせれない顔になってる!!
すっごい悪人ヅラだよ!!』
「いいから早くいきなさい!!((ゲシッ」
『痛いよ!バイオレンスっ!!』
『くっそー...。ゆぅちゃんめ〜。外にある自販機にしかない飲み物たのむなんて....!』
すこし反抗してみたらブリザードな笑顔を向けられた。
....もう、ゆぅちゃんには逆らわないわ...。(ガタガタ)
『今日もー運ぶー戦うー増えるーそして、食べーられるー♪....あ、あった!!』
やっと目当てのジュース発見!!
ここまでの道のりがとても長く感じる....!!
『私の仕事もようやくおわりね....。長かった旅もようやく終わる...!!このボタンをワンプッシュで終わるのよ!さあ、いm「....なにしてんすか綾伽さん。」Σほぎゃあ!?』
驚き後ろを振り向くとそこには、(怪訝そうな顔した)影山くん。
....くそう、私をおどろかすのがそんなに楽しいか!?
つい女の子にあるまじき声がでちゃったよ。
『いやー、ちょっとね...。アハハハハハ....。』
「ようやく長かった旅が終わる!とか言ってったっスけd..『忘れよう!!今すぐ!!!』Σウ、ウッス...。」
恥ずかしい!!聞かれてたー!!!あの大袈裟かつ、厨ニ病じみたセリフを聞かれてたなんて...!!いますぐ穴にひきこもりたい...!!
『そ、そういやどうしたの..?なんか用事??』
「用事ってほど大したことないんすけど....。」
影山くんがいきなり挙動不審になった。キョロキョロして忙しない。こころなしか少し顔も赤い。
「あ、朝の差し入れありがとうございました...。」
『えっ?なに?ワンモアプリーズ。』
声小さくて早口で全く聞こえなかった。
「〜...!!////なんでもないッス!!!」
『Σあ!ちょっ!!影山くん?!』
....逃げられてしまった。なにが言いたかったのだろうか?...まあいいか。
『....Σしまった!!早くしないとゆぅちゃんに怒られる...!!(ガタガタ』
次の瞬間私は勢いよくはしりだした。