コート上の女王様！！
□コート上の女王様！！ 5
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『今日は差し入れ持ってきたから気合いいれてがんばれよ!!』
「...前みたいなおにぎりじゃないよな?」
『スガさん...。そんな心配そうな顔しないでくださいよ....。大丈夫です。今回はお菓子なんで。』
確かに前のおにぎりは悲惨だったけど!!
「お前、おにぎりに砂糖かけたりするからな....。」
「「(おにぎりに砂糖.....?)」」
一年生が不思議そうな顔をする。
『ちょっと龍!!余計なこといわないでよ!』
「いや、でも砂糖はねえだろ。」
『....だっていつもお菓子作ってたからつい癖で....。』
「中にわさび入ってたのもあるし。」
『....わさび美味しいからいけるかな?って.....。』
「「(わさび.....?)」」
「最終的には大地さんに料理はするなっ!!...って言われたよな。」
.....あの時の大地さんは妙に必死で軽く涙が出た。私そんな料理下手かな〜?
「まあ、でも綾伽、お菓子作りは上手いし、
今回は大丈夫だべ。」
....スガさんが地味に「は」を強調した。
あれ?おかしいな。まえが歪んで見えないや......。
『.....いいからさっさと練習してこいやー!!』
もうどうにでもなれ!!