血鬼盛ん!!

□野菜とヤクザは紙一重
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『...なんで私、こんなことしてんだろ...。』

思わず、ため息がこぼれる。今、私は野菜を収穫してるのだ。なぜかって?それは....

〜数分前〜(°∀°)

『〜っ!!!は・な・せ・よっ!!』

「No way!!離したらHoneyがかえっちまうじゃねぇかっ!!」

『かえらせろよっ!!こn..グゴギュゥルルゥゥ.....。うわあああああああっ!!!!』

盛大に鳴った私の腹の虫。空気よめよ!!恥ずか死い!!

「Ha!!すっげー音だな!...そうだな....。小十郎!!宴の準備だ!Honeyが帰りたくねぇっていうほど、もてなすぞ!!」

「....はっ!!承知しました。」

....もてなしたくないんだろうな。間があった。

『別にいいですよ...。私、好き嫌い多くて甘味しか食べられませんし....。』

「なんだと!?てめぇ...野菜も食わねえのか!!?」

えっ、なになになに!?怖いよ!!私なんかした!!?

『だ...だって、私、血鬼族っすよ?...主食は血なんで、他の物食べると全然味しなくて美味しくない...。』

「甘味は食えるのに野菜は食えねぇっていうのか?」

『はっ..はい...。』

血鬼族は、味覚が偏っていて、甘味、酸味、苦味、塩味のなかの一つしか味がわかんないのに、無茶言わないでっ!!

「....ついてこい。」

そういわれて着いてきたら野菜収穫の手伝い。...腹減ってるのになんて拷問だっ!!!

「おい!!何さぼってやがる!!さっさと手動かせっ!!」
『ヘイヘイ....。』
「...!!おい!てめぇ、それはまだ熟してねぇだろうがっ!!」
『...違いがわかりませんっ!!!』

さっきとったのと変わんないじゃん!!もうなんなの!?涙目だよ!!!...そういや松雲もこういうの好きだったな...。松雲もいつかこうなってしまうのだろうか...。
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