血鬼盛ん!!
□終わりの始まりって....。終わってんのか始まってんのかはっきりしねーか!コノヤロー!!
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とおりゃんせ、とおりゃんせ、
一人の少女に、黒いマントを着た女性が語りかけている。
「貴様はなにを望む。すべて叶えてやろう。」
『*********』
「....**、*、*か...。いいだろう。」
ここはどこの細道じゃ、天神さまの細道じゃ、
「貴様が目を覚ましたとき、このやりとりは貴様の中では無かったことになる。」
ちっと通して下しゃんせ、御用の無い者通しゃせぬ、
「....本当に貴様は哀れだな。」
「...何だと?哀れの意味?.....本当に貴様は何も知らないのだな。いや、何。どうせ貴様は忘れるんだ、気にしなくてもよい。」
この子の七つのお祝いに、お礼を納めに参ります、
「いいか、これだけは言っておく。私と貴様は同等だ。....つまり、私が貴様で貴様は私だ。」
「貴様はもうこの瞬間から人間ではなくなる。」
行きはよいよい、帰りは怖い。
「.....戻りたいだと?それはできない。」
「だって、お前はもう.........」
怖いながらも、とおりゃんせ とおりゃんせー....
「*********」
少女の目から涙が流れた。