引きこもりで何が悪い

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『ひ、久しぶり、、、着物高すぎ』


なんと、私が一人でお留守番しているときに
あの、アイツが、高杉晋介が来てしまった。

ヤバい。本気でヤバい
銀時にこの場面を見られてしまったら確実に私は追い出される

て言うか、何でコイツが万事屋知ってんの?
情報量ヤバすぎ でしょ!!


高「クククッ…おい」


不気味だな


『な、何でしょうか』

高「時間だ」

『・・・』


そう言うと高杉は居なくなり
名無しさんはその場に立ちすくんでいた

時間・・・か・・
とうとうお別れかな銀時達と
そして名無しさんは万事屋の中へ入って行き、出て行く準備をした。

会ってさようならするか、手紙を置き去っていくか悩んだ
でも銀時達はきっと、手紙だけ置いて出て行かれたら探しに来るだろ。多分。

取り合えず銀時達を気長にまった



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ガラララッ

玄関のドアの音が鳴り

「ただいまアルー」と神楽ちゃんの元気いっぱいの声が聞こえて来た

名無しさんも元気いっぱいに返事をした『おかえりー!!』

そして銀時達も部屋のソファに座り「疲れだァ」など言ってる

新八がお茶を出してくれた

「どうぞ」

『どうも』

名無しさんはこの時だと思い口を開いた。

『実はさぁ言いたい事があるんだよね』

銀時は とうとう外にでる気になったか と言ったので名無しさんは顔面にグーパンをしてやった

「で、その話したい事って何ですか?」

素早く新八がツッコむ

『うん。実は、一人暮らしって言うか実家に帰ろうかと』

名無しさんがそう言うと神楽がおもいっきり抱き付いて「帰っちゃうアルか!?」と返ってきた

何て返せたら傷つけないか考えたけど良い案が無かったので取り合えず『、、うん』と言った

「でも、どうして急に・・
何時帰るんですか?」

『今日』

これは流石に銀時も吃驚している

「名無しさん外出たくないんじゃねェの?」

『うん。そーだけど、此処に来るときは外に居たでしょ?
このままじゃ駄目かなと思って』

神楽の腕が少し強くなっていくのが感じた

『・・私も変わりたいんだよね』

そう言うと銀時は「んじゃァいいんじゃねェの?」

「ちょっ!!銀さん!?」

「銀ちゃん名無しさんと居たくないアルか!?」

「そんなんじゃねェよ
名無しさんもこのまま牢に閉じ込めて置くべきじゃねェだろ」

「でもっ『いいよ新一君』新八です」

『と言うことだからさ、たまには来るから』

神楽は「絶対アル!!」と言って更に抱きしめてくれた

皆に挨拶して万事屋を出た

何ヶ月ぶりの外だろう。
太陽が出ていて街の皆も働いている

きっと、太陽が拝めるのも最後だろうと路地裏まで見続けた



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