長編
□日常
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ありふれた日常が
あり得ない日常に変わった。
未来?異次元?から来たと説明しても信じてもらえるはずもなく。。。
囚われの見になった。
と、いっても部屋で大人しくしてるのも暇だし、雑用係としてお世話になることになった。
いわゆる家政婦のおばちゃん状態。
あれから気付いた点があった。
最初は有名な新撰組と聞きタイムスリップしたかと思った。(もしくは夢)
でも
これって。。。
「薄桜鬼。。。」
ちょっ前にやったゲーム。
やっぱり夢なのかもしれない。
でも、千鶴ちゃんいないし。
なんか違う気もする。
「仕事詰めで疲れてたからなぁ」
ようやく慣れて来た洗濯板で幹部と呼ばれる人達の洗濯をしていると
「なにブツブツ言ってんの?」
上から不意に声がかけられた。
「沖田さんお疲れさまです。なんでもありません。お気になさらず。」
「ふーん。別に構わないけど。
。。。君みたいな人どんくさくてどこかの間者にもならなそうだしとりあえず置いてるけど、置いてもらってるだけいいと思いなよ?」
。。。夢にしては総司が可愛くない。
もっと私に優しくしてくれればいいのに。
そんな事を考えながら
不思議な日常にも慣れつつあった。
「おーい、名無しさん。終わったらこっち来いよー。団子買って来てやったからよぉ。」
顔を上げるとこちらににこやかに笑顔を向ける原田がいた。
「左之〜っありがと〜っ」
「左之さんずりぃ〜俺も団子〜!」
「うるせ〜ぞ。平助。これは名無しさんの駄賃だ。」
「女にはホントマメだよね〜。左之さんって。」
二人のたわいない会話。
「名無しさん後干すんだろ?手伝ってやるよ。」
「いいの〜??サンキュー平助。」
「名無しさんって本当たまに意味不明な言葉使うよな。そんな時本当に未来人なのかと思うよ。」
「あ、新八もありがと。まぁ私もまだこの状況わけわかんないから無理ないよね〜。」
「それにしても、名無しさんは慣れてきたよな?」
自分でも感心するほどの環境適応能力だと名無しさんも思った。
。