†ANGEL story W†

□†【10】†
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ーcastielー


この賢人の作り出した基地から
出ては駄目だと言われた私は
彼らの炊事洗濯を任された

最初は不満だったが
‥不満を口に出せる身分ではない

《………ナニをしよう》

今日は早めに
仕事を終えてしまい
私は賢人の基地の
談話室でボウッとしていた

ふと…視線の先に
何かが見えた
《??》
ゆっくり近づいて行くと

柱の視角に
女性が座っていた

……いつのまに?

どうやって入った?

兄弟は仕事で出ていて
ケビンは…部屋から出ていない
勿論
私も此処から出ていない

そうなると
玄関の鍵はしまっている

…もしかして

《ッ!?》

ー………ー

ゆ…幽霊か!?

人間になり初の幽霊と対面
周りには
幽霊を倒せる武器が見当たらず
天使の刀は…ディーンに貸した

だとすると
私は…丸腰だという事だ!!

ジリジリと迫り寄る
女の幽霊が…
私の肩に触れて
《ッ!!》
身体の中へと入っていった
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