†ANGEL story W†

□†【9】†
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「ディーン?…カスティエルは?」

【……しらね】

「喧嘩でもしたの?」

【してねぇけど知らね
…子供は飯食って
眠る時間だぜケビン】

「…子供じゃないよ
ああ〜…困ったなぁ〜…」

【??】

「い…いや
何でもないんだ
明日カスティエルに聞くよ
おやすみディーン

【……ああ
おやすみ息子よ】


なんだ?ケビン
あんなに慌てて
【まぁ…いいか
もう1杯飲もう♪】



空瓶が着実に
床に増え始めたら
ケビンが探していた
色男が現れた

《‥ディーン》

【??】

そして何だか
複雑そうな面をしながら
ケビンの部屋で
こんなのを見つけたと
《‥これは…何だ?》
シワシワのビニールが入った
箱を持ってきた

【………………】
そいつぁ…アレだよカスティエル
ダッチなワイフだ

《これは…
地上の産物の中で例えると
人形になるのだろう?
ケビンは…何故
こんな破廉恥な人形を
ベットの下に隠していたのだ
彼は…病んでいるのか?》

【………………】
まぁ…ある意味病んでんな確実に

そうだよな
アイツだって立派な成人男だもんな
溜まるよな…
解読以外興味が無いんだとおもっていたが

《ディーン…
どうしたらいいのだ?
様子を見るべきか?
この裸の女体の人形を戻して》

【そうだな
戻してやれよ…可哀想だから】

《…コレが可哀想だからか?》

【いや
ケビンが可哀想だからだ】

《何故だ?》

【そいつぁケビンの
擬人彼女だからだ】

《………??》

【知りたい?】

《…何だかわかったから
いい…》

【どう使用するか
俺は生の方がいいから
使用した事はないが】

《…いい///
知らなくてもいい》

【‥‥‥なんだよツマンネー奴】

《想像しがたいが
この箱のイラストを見て想像できた
だがしかし…
人形相手に性交を?
どうしたら脳内回路が繋がる?
一方的過ぎて私は起たぬ》

【妄想すんだ
コイツが理想の女だとな
はは…無理があるが
不細工すぎるなコノ人形は…】

《…………うむ
魚人にしか見えぬ》

【おいおい…
ケビンの彼女に失礼だろキャス】

《…そうだな
ケビンに失礼だ言い過ぎた
すまぬケビン…》

俺とキャスの背後から
スタスタと足音が
振り返ると
「彼女じゃないし////////!」
顔を真っ赤に染めたケビンだった

ケビンはカスティエルの胸から
《………》
ダッチなワイフを奪い
「カスティエル…コレは
ダッチワイフって言うんだ
覚えな!」
スタスタと部屋へ戻っていった

ケビンの姿が消えたら
カスティエルが…
《…あの人形は
ダッチワイフさんと言う名なのか》
【‥‥‥‥】
ボソッと呟いた

まぁ
間違えちゃいねぇからいいか

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