†ANGEL story U†

□†【2】†
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サムが地獄へ
ルシファーとミカエルと落ちてから
一年が経った

俺は…その間は
サムとの約束を守り
リサと言う女と
その息子のベンと
1つの家で暮らしていた

家事や庭の手入れや
ハンターでは無い普通の仕事をし
父親と言うものに
なれていた…かなちゃんと

ある日…
ある奇怪なものを追っていた
その追っていた何かは
黄色い眼の悪魔だった

その黄色い眼の悪魔に
襲われていたところを
俺は危機一髪救われる
救った人間はサムだった

サムが…戻ってきていた


俺を襲った奴は
黄色い眼の悪魔だったが
ジンという魔物の毒で
非現実の世界の中で襲われていたんだ

俺はリサとベンをボビーの家に預けた
ジンの目的は…俺達兄弟だったからだ

ジンを倒し
また俺はサムと別れ
リサとベンと暮らす

そしてサムからhelpの連絡が
また事件にぶちあたった
今度は脱皮して
次から次へと身体を変えるシェイプシフターだ

その時初めて魔物の
"アルファ"という
存在を目にした

アルファとは起源らしい
例えばシェイプフスターなら
それを増やした最初の一匹
"父"と言われてる

その事件を追っている間に
サムに言われた
俺に二人を守れるのか?
本当に一緒に暮らせるのか?と

俺の親父の様に二人を巻き込み
引っ越し続きで
そして家から出るなと
動きを拘束していると指摘された

わかっていた

わかっていた

俺は親父と同じように
二人を一時的だといい
苦しめて行くのだろうと
わかっていた
俺が最も嫌だったのだから

リサと話し合い
俺はそこから出る事にした
いつでも戻っていいと
此処にいるからと

これ以上のperfectな女は
この世には…居ないだろうな


[…電話?リサ?]

【…いや】

[誰?]

そして一年後に再会したのは
サムだけではなく
ーやぁ…ディーンー
天国に戻った天使のカスティエルもだ

ある事件で天国の武器らしき物が使われ
キャスが食いついて調べに来た
【キャス?
顔が見たいんだが
こっちにこれるか?】

どうやら
ミカエルが消え秩序が乱れ
天国の武器庫から
たくさん強力な武器が盗まれたらしい

盗んだ犯人は天使だった
ー……忙しいー
ある意味自由意思を
同じ天使のカスティエルの世の終わりの阻止で
生み出した親しい天使


【…おまえさ
俺が暇だと思うのか?】

ーいや…忙しいー

【そうだ
俺も忙しい
だが‥時間を作るんだ
おまえも作れ!】

ー……わかった
用事が済しだい行くー


電話を切って溜め息をつくと
椅子に座り資料を見ながら
[電話の相手は
兄貴にだけよくなついた犬か]
サムが冷たく言葉を投げた


そう
何よりもこいつが…
サムが変わっていた
それを今
ボビーと俺は何がおかしいのか
調べている途中だ

キャスなら
わかるんじゃと思うんだが
アイツは…
こっちで探している天使の強力な武器の
情報を流さない限り余り
顔を見せなくなっていた

【‥‥‥】

仕方がないよな
アイツはアイツで
故郷の秩序を修復しなくては
ならないんだからな…

その天国の強力な武器が盗まれた事件時に
俺とサムに言った

一度キャスを殺した
あの大天使はラファエルが…
ルシファーとミカエルを地獄の檻から出し
また世の終わりを再び始動させようと
企んでいて
キャスはキャスを慕う天使と
それを阻止しようとしていると

それは忙しいとわかったが
サムの事は…
あいつの手も借りたい

[一度キャスに逢ったら
可愛い犬に逢いたくて
仕方なくなったみたいだな兄貴]

誰の為だよ…
【…そうだな
最近名前呼んでも
来ないけどな…】
俺が昔から知る一年前のサムは
キャスを犬扱いなんて
絶対にしなかった

今俺の目の前にいる弟は
who are you?状態だからな

[エサが足りなかったんだな
あいつはエサは食べないか…]

あの突然蘇ってきた
怪しい祖父の理由も何でなんだか
調べたいし…

【……頭いてぇ】

[薬ないよ
買ってこいよ]

普段使わない脳ミソを
ふる回転で使ってるからか
最近調子がわりぃ

【…サミー】

[買いに行かない
僕は今事件に関わる
資料を読んでるんだ
邪魔をするなよ]
本当…おまえさ誰よ?

これから
どうなっちまうんだ?
雲行きは良くはない





【…よぉ】

《…やぁ…ディーン》

【で?
調べてくれたのか?
サムの事は】

《調べたが…
やはり私にはわからない》

【……おまえ
この一年間でまた
人間臭さを無くしたなキャス】

《地上とコミュニケーションが
今は取れないからだ…》

【今度は誰の
服従戦士になってんだ?おまえ】

《誰にも服従はしていない
しているとすれば…私にだ》

【おまえが天国の大統領か?】

《???……いや
ラファエルと私は交戦中だ》

【…大統領選中か
そりゃ1票1票が重要だな】

《…ディーン
意地悪な言い方はやめろ
理由は…話した》

【わかってるよ…キャス】

《……》

【…キャス?】

《…私も
きみと目を合わせながら
少しでも話したかった》

【そうか
だが‥もう
いっちまうんだろ?】

《…あと少しなら》

少し離れた場所に居た天使が
ゆっくりと近づいた
俺の目の前に立ち
《…ディーン
私は本当に恥じている
今も…変わらない》
ソッと俺の顔を撫でた

【わかってるよ
あ…欲求不満か?キャス…】

可愛い事を久しぶりにしてくれる
《…いや
触れたかっただけだ》
【そうだと言えよキャス】
欲求不満か…もしかして俺が

天使が後ずさる
猿にジリジリ押されて
こんなカスティエルの姿を
今の…おまえの部下が見たら
どう感じるかなキャス

まぁ
天国におまえの位置があって
よかったと思っているよ俺は

【……】
《???》

【なんか飲む?】
《飲まない…》

【じゃあ
天国の話をするか?】
《まだあれ以上は
上手く伝えられない》

【じゃあ帰るか?】
《……》

【?】
ぎゆッ…
《まだ…居たい》

【そ?
じゃあ…公園で
まったりするか?】
ぎゆッ…
《!……ああ》

おまえは変わんなよ…キャス

俺は此処に居るから
いつでも…頼ってくれよ

と…言えたらな…

【キャス…】
《!……》

【いくら社交性が
遮断されていたからって
今の俺の行動みれば
先はわかるだろ?】
《……駄目だディーン》

【なぜだよ…
キスくらいしろよキャス】
《……私は
一年前の私ではない》

【‥どんなおまえでも
おまえだキャス…さぁ早く】
《………ッ》


【!?‥‥クソ天使
逃げるなよ】

その羽は俺から逃げる為か?
最近
そんなのばかりだな…キャス

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