†ANGEL story U†

□†【1】†
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「…なんだって?」

【……サムが変なんだボビー】


一年前にサムは
地獄へと落ちた
が‥実話直ぐにサムは戻っていた
それを兄は知らずに
リサと言う女性と暮らしていた

地上に戻れた経緯は謎のまま
サムは一年間
同く蘇ってきた
キャンベル家の母親の祖父の
サミュエルの組織と手を組み
ハンターを続けていた
この祖父が何故生き返ったかも謎だ

そのサムは
兄に地上へ戻れていた事は告げず生活し
一年後にあらわれ
ジンに襲われている兄を救った

兄は勿論キレた
何故知らせないで居たのかと一年間も
勿論サムを戻す方法を考えたし
一時も忘れる事なんて無かったと
そんな兄に弟は理屈でかえした
兄の普通の生活を邪魔したくなかったと
最もな返答だろ
弟のサムが言わないのなら
俺もディーンには黙っていた


ディーンはサムのハンターの手伝いを
そしてディーンは
サムとハンターを再び開始する
選択を選んだ


「どう変なんだ?」

【……あいつの
一番の長所の
優しさが全く無いんだよ
何よりも淡々していて
殺し方も残忍で
ってか!まるで"感情"が無いんだ!】

「……だが
あいつはサムだ」

【わかってる…
悪魔か魔物か全部試して
疑いは晴れてるが
あいつは俺の弟のサミーじゃねぇ】

「…………」

薄々…いや
気づいていた
戻って来たサムの様子が
俺の知るサムじゃない事は

だが
確信は無い
悪魔でも魔物でもない
じゃあアイツはなんだ?と
自分に問うと
やはりアイツはジョンの息子の
次男坊のサムなんだ

【ボビー…
俺はあいつと一緒に居たくない
あいつ…全く違いすぎる
一緒にいるのが気持ち悪いんだ】

「じゃあ
別々にハンターをやるのか?
サムが今
どうなっているのかも
調べないで見捨てるのか?」

【……ッ…】

「おまえは兄貴だろ?
しっかりしろ
調べるんだディーン
アイツは?居ないのか?
カスティエルに調べてもらえよ」

【…あいつは
祈っても来ない
天国で内戦があって
忙しいと前に言っていた】

「……また内戦か
血の気が多い奴等だな
血なんか通ってないのにな
まぁ器は別だが
とにかく俺も調べてみる
おまえは監視しておけ
感情が無いロボサムをな…」

不敏な兄弟だ…
あいつらは
安らぐ時間を与えられない

次から次へと
災難がわいてでる

【…わかった
しかも…ボビー】

「?」

【あいつ…寝ないんだよ
眠たくないとか言って
あいつ地獄から戻ってから
今まで一睡もしてないんだ】

「…ますます
ロボサムだな」

【笑えねぇよ…ボビー
俺も寝かせねぇんだあいつ
仕事見つけたとか言っては
俺を起こすんだよ
頭がおかしくなりそうだ…】

狩りのやり方も
サムは変わった
淡々と魔物や悪魔を殺して行く
前のサムは
器にされた人間を思いやる
心を強く持っていたのにな

サムに何があったのか
俺だってずっとずっと
心配だったディーン

「とにかく…
あいつが道を外さん様に
監視しながら
解決方法を見つけようディーン」

【……ボビー】

サムは別に変わってはないと
俺が指摘した部分を
綺麗に理屈で返すからな
厄介とは言えないが
まるで嘘か本当かが読めない
これを解決する方法は
極めて難しそうだな…ディーン

【メールだ…サムが帰ってきた
また来るな】

「ああ〜…気を付けろよ」

【今じゃ
どっちが兄貴か
わかんねぇんだよ】

「前からだろ?…くく」

【んな事はねぇよ
あいつは甘ちゃんなんだ
兄貴の俺がいないと
すぐ騙される
………そんなサムが恋しいよボビー
折角…弟が生きていたと思ったのに
今のアイツは生きていない】

「……ディーン」

【ボビー…
あんただけだ頼れんのは】

「珍しく弱気だな」

【……んな事はない
もう一度…キャスを呼んでみるよ】

「気を付けろよディーン…
いつでも来い」

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