ダストボックス
お話として形になっていないネタの置き場
◆『全力で初恋』
「お前は何回落ちれば気が済むんだ!」
「仕方ないでしょ!私軒猿じゃないんだから」
「まぁ、ただでさえ鈍臭いからなぁ…ていうか一々高い所登るなよ」
「う、うるさいわね……」
「何か取りたいなら瑠璃とか猿に頼めばいいだろうが」
「…………」
ゴッ!!
「いってええぇぇぇ!!」
「ねぇ雅刀」
「何だ」
「雅刀が警護の時、御使い様木に登る?」
「いや、屋根にも登らないな」
「だよね……」
(何でわからないのよ鈍感っ!)
2011/09/01(Thu) 15:07
◆フェ〇トエク〇トラ パロディ
「うむ!
死の淵において恐れを抱き、恐れを飲みながら尚戦うか!」
「その願い、世界が聞き逃そうとも、俺が確かに感じ入った!
拳を握れ、顔を上げよ!
命運は尽きぬ!」
「では、改めて問おう。
そなたが俺の奏者(マスター)か?」
「ここに俺がいる以上、そなたが迷う事などないではないか。
ただ勝利する。それだけでよい。」
「そなたがそのような調子故、俺は寝顔を眺める以外の楽しみがなかったではないか。」
「敵に名が知れようとも、俺の真実は揺るがぬが。それで戦いのあり方を変えてしまうのも無粋だ。」
赤セイバーの台詞を謙様に言わせてみた。
謙様がサーウ゛ァントだったら絶対セイバー。譲らぬ。
謙様にマスターって呼ばれたい妄想。
2011/08/30(Tue) 22:48
◆『歴戦の勇者の手』
「御使い様」
「いやです」
「ですが」
「いや」
「この手は、数多の命を奪い申した。
血と怨嗟に汚れておりまする」
「刀儀さん」
「これ以上は、貴方様まで汚してしまいましょう」
「私は御使いですよ。
大丈夫です…大丈夫」
この人に、自分に、言い聞かせるように。
言葉を掛けながら、片手で触れていた手を両手で包んだ。
相手の体が僅かに揺れ、手を引こうとするのを十の指を絡めることで制する。
本当は、汚されたってかまわない。
むしろそれこそが私の望みで。
でも口にしたら貴方にとってそれは負担になってしまうからと、心の奥にある思いが出てこないように別の言葉で封じ込めて。
この体の末端部分のように、心も深く繋がっていられたらいいのに。
絡めた指先に力を入れた。
2011/08/19(Fri) 11:42
◆no title
「雅刀ー、いないの?
……あれ、この絵……
誰だろ。顔は可愛いけど、変な着物」
「おい瑠璃丸っ、人の部屋で何をやってる」
「えーだって雅刀が来るの遅いんだよ。
あ、ねぇこの絵の女の人誰?変な着物だし、伴天連?」
「……ただの書き損じだ。何でもないから返せ」
『腐った海で溺れていた僕を救ってくれた君』
2011/08/18(Thu) 17:09
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