ネタ2
□弐
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私は只今倉庫裏にいる
え?三郎君?彼なら今頃……ね?
ま、いいんですよそれは!
「お、刹羅!!ちょうどいい所にコレ運ぶの手伝ってくれねえ?」
『おーこれはこれは、私と同じ学年で六年は組の食満留三郎君ではないか』
「説明ありがとな!!」
『それでどれをもてばいい?』
「喜三太と平太が持ってるやつの上に積んである奴」
『ほいよっ』
いやー軽い軽い…
三郎に比べたら全然軽いよ軽い
「はにゃ〜!刹羅先輩ありがとうございます!!」
「あ…ありがとうございますっ!!」
『いいえ』
あー…うちの子も可愛いけどやっぱりよその子も小さい子は可愛いわよね…
「顔だらしないっすよ刹羅先輩」
『なんだとぅ〜!そんなこと言うのは作ちゃんのお口かな〜⁇!』
「いえ、しんべえっす」
「ええ?!」
『真顔で嘘をつかない!!』
「ちぇー悪いなしんべえ」
「大丈夫ですよー」
『あれ?私への謝罪は?』
「あると思ってるんですか??」
『留三郎お前…後輩の育て方間違ってない?』
「お前の所の五年と比べれば全然だと思うけど」
『サーセン……あ、そうそう学級でねー先輩の話してたの〜』
おいおい大丈夫かよ……ガシャンって落としたけど……あれ作ちゃんも固まってるって言っても用具委員会はその代の先輩はいなかったから………うん、ごめんね?そうだね、いっぱい被害合ったよね?体育委員会委員長が暴れて壊した塀だったり生物委員会委員長が力入れて折っちゃった苦無とか…手裏剣とか……
だからお願いだからそんな顔しないで?
「刹羅先輩、先輩達どうかしたんですか〜?」
『いいや、気にしないでいいよ…そのうち戻るから!じゃあ荷物置きに行こうか』
「「「はい!!」」」
『しんべえ、片方もうから無理するな〜』
「はい!」
『あ、そうそう先輩達が帰ってきてるってよ』
「「………」」
「あ、また固まった」
だけど、代理がいないからこそちょくちょく出してくれたもんね先輩達
だから早くその緩みきった顔もどしなさいな
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