この名前は。


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「眠…」
今日は珍しく朝からバイト本当についてない…まあ10時からだからまだましだけど、学校よりはね、ていうか今何時………え、6時??馬鹿なのこの携帯早すぎじゃない??え、ちょっと待て2度寝出来るよね…って待って待って
「このスマホ誰の……」
ていうか
「声低くない?」

「んん、五月蝿いのう…」
電話…非通知??まあ、ええわ
「な「あっ!やっぱり出たわね!貴女誰よ!!!!!」…なんじゃ、うっさいのう…俺の声で女みたいな喋り方せんとって………?」
え、俺の声で…?女みたいな喋り方……??う、嘘やろ…
「ちょっと!聞こえてる?!」
「聞こえちょる聞こえちょる、おまんだれ」
「こっちのセリフ何ですけど?!」
「俺は仁王雅治じゃ」
「…………ホントだ…あの仁王の顔だ…うわっ、」
「うわって、失礼なやつじゃの…おまえさんは??」
「……早瀬刹羅」
「…………ほんまじゃ…この鏡面白いのう」
「いや、鏡は間違ってないから間違ってるのは私達でしょ!」
「……現実突きつけおって…まて、今何時じゃ」
「何時って…8時だけど…」
「…あと30分で部活じゃ…はよお行かなコート100週させられるぜよ」
「うっそっ……っていうか!!私も今日10時からバイトなの!!今日に限って忙しい日なのよ!!お願い部活行くから行ってくれない??」
「…ええけど、足でまといになるだけじゃよ」
「そうね……いや、でも行かないよりはマシね…朝は点検だけだから…いい?ポケットは全部手を突っ込んで確認!チャック類は全部開けとくそれだけあと汚れてたら紙にかくの宜しく!!」
「おう…で、場所どこじゃ…というか何のバイトじゃ」
「ああぁ、忘れてた…地図送りたいけどこのスマホ私のじゃないからパスコードわかんないから開けないじゃない!!」
ああ、面倒くさい。何でこんなことになっとるんじゃ…
「場所だけ教えてくれればええわ…ああ、あとパスコード俺のも教えちゃるき」
「そうよね…」
それからパスコードをきき、場所も聞き俺は2度寝アイツは部活に…間に合うと思うんじゃけど俺んち学校まで歩きで5分じゃからのう…一人暮らし万歳じゃ…それに対してアイツは実家暮らしか…なんや
「めんどいのう」
寝る前にトイレでも行っとくか…バイト頑張るきにそれぐらいはええやろ










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