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□10000hit企画♪
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「お前は本当にダメツナだな」
「うるっ…さ…な」
リクエスト【風邪の日at.リボツナ】
ツナこと沢田綱吉がイタリアンマフィア最強地位を持つボンゴレファミリーの10代目ボスに着任してから約3ヶ月がたった。
「うぅっ…」
その彼は現在、過度のストレスからきた風邪で倒れている。
慣れないこと――主に器物損害賠償などの始末書だが――それをこなした結果、倒れてしまったのだ。
「ボンゴレ]世ファミリー器物損害賠償ランキングで現在2位と圧倒的差でトップに君臨する雲雀だが、責任を少しは感じているようでな…今は大人しくしている」
その言葉を彼――ボンゴレ]世直属のヒットマンであるリボーンから聞いたツナはほっと息をついた。
ツナを悩ませたあの始末書のうち8割が彼のものだ。
彼は風紀財団のトップのくせに何故かボンゴレに請求書などがまわってきていた。
ちなみに、1番損害を少なくて仕事をこなしているのは、クローム髑髏こと凪である。
「というかツナ、これくらいでヘコたれてちゃボスなんてやっていけねぇぞ」
言い返せないツナだが、ボスの座に就くよう教育したのは中学生の時にやって来たこのリボーンである。
恨んでも良いであろうこの出会いをツナはなければよかったなどとは思ってはいなかった。