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□翡翠の薔薇 12
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くだらんおまけ





ー ちょっと遡って・・・ ー




階段を降りた先、進んでいると…








コン コン コン








「この色ぶどうにも見えるよね」




ギャ「でもどぎついわよ;」




「ぶどうの中にいると考えればこんな色でも納得できるじゃん?」




イ「お腹すいてきた…」




「どこかに糖分落ちてればいいんだけど… ここって食べ物、ましてや水さえもないよね」




イ「ここの作品たちもお腹すいたりしないのかな?」




ギャ「ないんじゃない?」




「絵画たち限定の特別な権利があるとか…」




ギャ「たとえば?」




「食べ物の絵画があればそれ食って生きていける」




イ「わぁ…いいなあ…」




ギャ「例え話よ、イヴ」




「夢を壊すな、ギャリー」








 わいの わいの きゃっ きゃっ







『・・・・・』





みんな鍵穴覗いていくはずなのになー…




こいつら見向きもしねぇなー…




なにこの孤独感











もちろん、ノック音にはちゃんと気付いていたわっそい




特に何もないし面倒だし気付いたところでなんのメリットもないし(むしろ無駄足というデメリットだけだな)どうせまたここから出てくる事を知ってる





結論





「触れなくていいだろ、喜びたまえ、お前は空気だ」










:無個性の憂鬱:


ノックしたのに…








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