I B 短編

□本音の玉 :ひとつめ:
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「・・・・・」







ギャ「…コッペパン、どうしたの?やけに大人しいわね…」






イ「具合悪いの……?」






特に異常のないドでかい通路というのだろうか…



廊下というのか……






えぇいっ、道だ!!(落ち着け…







少しボーっとしてたら2人が心配してきた





…特に何もないんだけどな………




あることを除いては






「…………特に何もないけど?」





いきなり2人が心配してくるものだから間抜けな顔をしてしまったじゃないか






イ「本当…?」






「…うん」





まだ納得のいかない”イヴ”にはどうしたものか…





ギャ「……本当に何もないのね?」





おいコラ、三白眼で殺気放つとはお前もう論外だ




……でも次に鬼瓦は出て欲しくない…(切実






「…え、……う、うん;」





騒がしいキャラって少し真面目になったり休んだりするだけでこんなに違和感持たれるもんなの?





……騒がしいって罪ね←






いやまぁ確かに自分でも大人しいなって思うよ?




心当たりもあるし……








けど恥ずかしくて言えねっ(キラッ








うーん……まぁ回想に入らないとこの話進まないんだよねー…




考える気しねぇー…




話進める気ねぇー………






’・・・・・・・・・(ニコニコ’






是非とも進めさせて頂きます(キリッ






……何も問うなよ?




オレには(多分)オレにしか見えない絶対的なラスボスと戦っているんだ…(殴





……後に話そうか、うん
































ーーー”イヴ”とギャリーと出会いたての頃…







ブラックなブルーをどう思いますか…?





アイツにブーケを渡した後、扉をくぐったらいっかい、違う場所に出たんだ









ガチャッ









「……え、ドコここ?」






今までの原色の赤や青などの一色ではなく珍しく鮮やかな色があった




白のタイルの床に、花の模様が入った壁




テーブルや椅子、豪華なシャンデリア、ソファ、色々な絵画までもが揃っていて生活感が溢れる部屋







ギャ「……まるで王宮みたいね」






今までの部屋とは大違い




見たことのない展開に少し戸惑った






イ「………すごい」






「…ここは………宮殿ですか?」





ただこの豪華な部屋は奥行きがある




…というかあり過ぎる、というか………






…壁ドコだよ、








とりあえず動かないと始まらないので近くのテーブルや椅子の辺りを調査




テーブルの上には羽ペンとインク、洋紙






「…なんてオシャレなんだ」






オシャレだけど住みたいとは思わないな、豪華過ぎるし…







”選択肢”






それしか書かれていなかった…






「……どういうこっちゃ」





何なんだこの謎だけの単語は…




題名か?




………何の?←





「何が選択肢………」





ふっとテーブルから視線を上げた先…






「…………成る程ね」





その声に2人も壁の見えない部屋の奥を見る





ギャ「いつの間にできたのかしら?」





ポールで区切られた三つの道が壁の見えない部屋の奥へとまっすぐに続いている






イ「行けばいいのかな?」






ギャ「でも分かれちゃうわね」





どの道へ行けばいいか悩んでいると道の入り口あたりに薔薇のマークが浮かんだ





「……このマークの通りに行ってみる?」






ギャ「…心配だけど、行ってみましょ」






と、いうことで







○  ○  ○
ギ  イ  自
ャ  ヴ  分








この順に。








「じゃあ揃って行こう」







3人足並み揃えて始まりの1歩
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