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□翡翠の薔薇 7
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無駄に短い通路を通った先には







ガチャン









ギャ・イ「「・・・・・」」








「・・・・・マジカル・フェイスだねっ☆」







白いマネキンの首がずらりと並べられていた








「さて、これはただの置物だ、お絵かきしよー?」





目の前の机に置いてある紙にイヴと一緒に書く





なに書こうかなー、なに書こうー?






・・・・・・・・・・・そうだ、







「〜〜〜♪、♪」







イ「わっそい何書いてるの?」





”イヴ”が言うとギャリーも絵を覗き込んできた





ギャ「あら、わっそい絵上手いわね
イヴにそっくり」






「んー、ちっさい絵しか描けないんだけどさー…たまには描きたい」





この美少女とイケメンオネエを描きたくなって



”イヴ”は可愛いから微笑ませて、ギャリーはイケメンに描いて手を口元に持っていって微笑ませれば・・・





ほら乙女ーーーーーーっ!!!(埋





後は薔薇を持って手を繋がせて・・・






「完成ー☆」






イ「…わっそいがいないよ?」





自信作を大人気なく”イヴ”に見せたら予想もしなかった答えが返ってきた






「・・・え?」






ギャ「これじゃダメよ、何で自分は描かなかったの」






しかも何かものすごい怒ったギャリーのドアップがきた







「?、???;」焦






な、何故にこんなに怒られているのでしょうかあああぁぁぁぁ…!?;




え、そんなに何かいけなかった?




自分税(?)的な感じでなんか自分入れないといけない決まりとかここの国(多分日本じゃないよな…?)にあんの?







ギャ「ちょっと貸しなさい」






怒ったギャリーに持っていた紙とペンをひったくられ(いやホントにひったくられた)、ギャリーは何か描き足し始めた






何を描くのか、当然自分だろう…




どんな風に描かれるのかその過程を見つめる




いやでも自分を描けとか鬼畜の極みだと思うよ?;




描けませんって、(泣



普通に鏡見る分には良いけどそういう時に鏡見るの嫌いだしだからと言って自分の顔そんな把握してないし…?




それに自分の顔って汚いじゃん;




こんなに綺麗な美幼女と美男性がオレが入ることで汚くなるやん、



止めてください、オレは可愛くも無ければ美人でもない捻くれた顔なので汚れますよ?



あなたの目が







ギャ「ぇっと…」





薄く下書きを終えるとギャリーがじっとガン見してきた






「・・・///」






あ、三白眼ってすっげぇタイプ…




っつーか…何これ照れる恥ずかしいっ!;




この美男性に見つめられるなんて…惚れるっ
瞬間ノックアウト!!;








ギャ「・・・」じーっ






「・・・///」焦







くっそ、負けたっ!




そんなに目を合わせられると思うなよっ!?




三白眼が格好良すぎる…っ!




オレの濁った眼がクリーニングビームに潰されるっ;




ってかいつまで見る気なんだよ!?




そろそろ本格的に死ぬぞ…っ;





恥ずかしいって!照れる…


あれ、そういえば恥ずかしいと照れるって同じだっけ?(混乱







ギャ「なるほど、こうね」






やっと紙に集中し始めたギャリー




目が離されたことでやっとギャリーを見ることができた








「・・・・・」







何か…真剣な姿って………







「・・・///」






格好良い…








ギャ「…出来たわっ、これでどう!」







自信満々に見せ付けてくるギャリーも相当大人気ないなー…





突き出された絵を見てみる







「……これって…」






ギャリーと反対のイヴの隣でイヴの頭を撫でて微笑んでいる自分








イ「これで完成だねっ」






ギャ「ええそうねっ」






「・・・・・」






ギャ「どうかした、わっそい?」






「ぇ…と、オレ?これ?」





失礼だとはわかってるけど、ギャリーマジで絵上手いなっ;




オレが、汚いオレが美化されてるっ!







ギャ「イヤだったかしら?」






「ち、違うっ!;
う、嬉s………けど、…な、何か…?」





ギャリーの顔がどんどん落ち込んでいく






「もーっ!!;」






ギャリーの持っている紙をひったくって絵の部分を切り取った




手元が狂って余分に三枚ほど一緒に切ってしまったが気にせず折ってさらしに挟む








「不満は無いっ!!;」







”イヴ”の手をとって先を歩き出す






イ「クスクス…」






「笑うな…っ;」







羞恥プレイ…











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