shortSTORY 2
□☆秘密の秀徳生
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「俺に勝てるのは、俺だけだ」
お兄ちゃんのその言葉、もう聞き飽きた。
「…お前が俺に勝てるわけねぇだろ…女なんだし…」
そうだ…
私は女。
だから1on1で勝つことは…正直難しいかもしれない…
でも…
『じゃあ…違う高校入って、お兄ちゃんのチームを倒す』
「はぁ?お前なぁ…男バスと女バスが戦えるわけ…『私が男子バスケ部に入ればいい』
絶対、お兄ちゃんを倒してみせる。
「…バカじゃねーの?…そんなことできるわけねーじゃん」
やってみせる。
絶対…
私はこの時心に誓った。
お兄ちゃん、青峰大輝を絶対に倒してやる。