shortSTORY
□☆好きと言って
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私は海常高校に通っている1年生。
海常高校バスケ部のマネージャーもしていて…
「まるっち!最近笠松先輩とどーっすか?」
黄瀬君とは同じクラス。
今日も部活へ行こうとしたら喋りかけてきた。
『どうって…』
私はこの付き合ってきてきた3ヶ月を振り返る。
『笠松先輩ってさ…私の事好きなのかな?』
「ええ!?どうしたんスか!?」
黄瀬君の声が大きくて、放課後教室にいる人たちの視線を集める。
黄瀬君はコホンと一つ咳払いをして
「どーしたんスか?まるっちと笠松先輩うまくいってないんスか?」
『うまくいってないわけじゃ…ないんだけど…』
「まるっちは、女の子が苦手な笠松先輩が唯一楽しそうに喋ってる女の子なんスよ?」
『そんなこと言われてもねぇ…。愛されてるのかわかんなくなってきた』
だって…
『好きって言葉も…キスもまだなんだよ!?』
また教室にいる人たちの視線を集めた。