shortSTORY
□☆お家デート
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ガチャ
「え、全然散らかってへんやん」
『そ、そーですか?服とか…結構積まれてて…』
取り込んだばかりのたたまれた洗濯物を隠すように端へよける。
「気にせぇへんよそんなん。…どこ座ればええー?」
『あ、お好きなところに…』
「じゃあここら辺座るわ」
カーペットの上にちょこんと座る今吉先輩。
『…と、お茶持ってきますね』
「あ、ええよ。ほんま気使わんとってー。…てかめっちゃ緊張してへん?」
『えっ…そ、そりゃあ…』
初めてだし…
「そんな緊張せんとってやー。…別になんもせぇへんしー」
ヘラッと笑う先輩に
少しホッして
『ですよねー』
と笑って返す。
青峰君に言われて意識し過ぎてただけだよね。